太陽工機(新潟県長岡市)の通期単体決算は経常減益に、今期は営業利益率10%を計画
株式会社太陽工機(新潟県長岡市)は8日、2022年12月期単体業績を発表した。
売上高90億4,167万4,000円(前年同期比35.2%増)、営業利益6億2,177万2,000円(前年同期比3.7%増)、経常利益6億2,444万4,000円(前年同期比4.3%減)、当期純利益4億4,032万円(前年同期比0.2%減)となった。
新型コロナウイルス感染症の影響による行動制限の緩和により、リアルでの展示会活動などが活発化。同社本社工場においてオープンファクトリーを開催したほか、海外の顧客の来社やJIMTOF2022とドイツAMBへの出展を通して、同社製品の技術力をアピールするとともに顧客の設備投資ニーズを掘り起こし、受注および引合いの獲得につなげてきた。
この結果、通期の受注計画は当初の100億円から114億円へ上方修正するに至り、120億円強で着地した。また、売上高は計画通りの90億円を達成。業種別受注状況については、産業機械と工作機械関連は高水準の設備投資需要を背景に堅調に推移しており、軸受関連と半導体関連はクリーンエネルギー分野や世界的な半導体需要を背景に好調に推移している。
今後の見通しは、受注については、国内の堅調な設備投資需要により産業機械、工作機械、半導体関連企業 向けは引き続き高水準で安定的な受注を見込んでいるほか、クリーンエネルギー産業向けの引合いも増加しており、今後もさらなる需要の獲得に努める。
2023年度の業績は、期初受注残高約78億円(売上計画比約78%)を既に確保しているほか、好調な需要環境を背景に生産・売上の拡大、利益の確保・拡大を進める。売上高は前期比10.6%増、営業利益率10.0%を計画しており、好調に推移するものと予想している。