道の駅国上(新潟県燕市)で「天神講菓子展」開催中、鮮やかな道真公のお菓子は受験生にも人気
道の駅国上(新潟県燕市)は3日から「天神講菓子展」を開催し、菅原道真公を模った様々なお菓子を販売している。受験シーズンの2月、学問の神として祀られる道真公にあやかろうと多くの人がやってくるという。
菅原道真公の命日にちなみ、日本各地で2月25日前後に開催される天神祭だが、燕市では色付けした道真公のお菓子を供える習慣がある。市内の菓子店などでは、この時期になると道真公をはじめ鯛や梅、招き猫などの形をしたお菓子が店内を彩るのが毎年恒例の風景だ。
道の駅国上では2012年から、市内の菓子店の関連商品を集めた「天神講菓子展」を開催している。2023年は、11店舗から50品目を超える商品が集まった。定番の粉菓子と金花糖からチョコレート、サブレのほか、菅原神社で祈祷を受けた合格祈願米なども並んでいた。
道の駅国上でイベントを担当している鴨井智恵子氏は「せっかく地元のお祭りなのだから(市内で販売されているお菓子を)一同に集めたい、という話を市と相談したのがきっかけ。現在はほかの施設でも同様の展示をしているが、最初に始めた国上がやはり一番種類が充実している」と話す。高校受験や看護師の国家試験が重なる時期であることから、学問の神として祀られる道真公にあやかり、毎年市外からも多くの人が買い求めに来るようだ。
そして「同じ『丸鯛』でも店によって色が違ったり、粉の配合が違ったりして味も違う。道真公の目鼻も手書きなので、一つ一つの表情を楽しみながら買っていただければ」という。
開催期間は26日まで。春の景色を先取りしたような道真公の鮮やかな姿、受験生の合格祈願はもちろん、一足早い春を感じに訪れてみるのはいかが。
【グーグルマップ 道の駅国上】
【関連記事】
道の駅「国上」(新潟県燕市)が指定管理者へよね蔵グループを迎えてリニューアル、新たにアウトドア施設を整備(2022年7月1日)