新潟の魅力を東京都内で感じる 今週末も取り組み満載
東京「ギンザシックス」や「表参道・新潟館ネスパス」でイベント開催
日本の首都、東京。この地にも、300キロ離れた新潟の魅力を体感できる場所がある。特に、この週末は、新潟の魅力を伝える体験イベントやショップが目白押し。この年末年始は新潟に帰省できなかったという都内在住の県民の皆さん、ぜひこのイベントで郷土の魅力を再確認してほしい。
東京・銀座にある複合型商業施設「ギンザシックス」の4階で、15日まで期間限定で開かれている「燕三条スタイルショップ」。キッチンツールや理美容品など、燕三条地域の金属加工技術で作られた日用品が一堂に会している。会場は、ギンザシックスを訪れる国内外の客でいっぱいとなり、中には数万円単位で製品を購入する訪日外国人客もちらほら。
さまざまな製品が並べられている中で、観客の耳目を集めているのが職人による「包丁研ぎ、名入れの実演」だ。6日まで、決められた時間に職人が砥石の上で包丁を丁寧に研ぐ。研ぎ方を改めて教わったことのない観客にとっては魅力的なようだ。さらに包丁に名も入れることで、世界で唯一の包丁が目の前で作られる様子に感動を覚える客もいるという。
12月26日から始まったこのスタイルショップ。ほぼ毎週末のペースで製品の実演会を実施している。「実演を含め、このギンザシックスという会場で実施することで、燕三条をあらためて知ってもらえる」と担当者。この先、マグカップへ蒔絵を施したり、鎚起銅器に関する実演をしたりする予定だという。
食に関する体験ができるのは、アンテナショップ「表参道・新潟館ネスパス」(渋谷区)だ。6日から8日まで「笹団子作り体験ワークショップ」を実施する。一人1,000円で、新潟を代表するお菓子である笹団子を2個自らの手で作れる。飛び入り参加も大歓迎だ。
このワークショップは2018年8月に初めて実施した。その際、多くの参加者が訪れ、次回開催を熱望する声が多かったという。手応えを感じ、2回目開催を決めた。喧騒渦巻く都会のど真ん中で、郷土の味に心をほっこりさせてみてはいかがだろうか。