【長岡新聞】G7サミットに向け不審者潜伏防止へ ホテルメッツ長岡で訓練

不審者の対応訓練が行われ、フロント係が手順などを確認した

今年5月に日本が議長国を務める「主要国首脳会議」(G7サミット)が広島で開催される。また、全国各地では10を超える閣僚会議が開かれ、5月11日から3日間「財務大臣・中央銀行総裁会議」が予定されている。

同総裁会議に備えてテロを未然に防ごうと、宿泊に訪れた不審者に対応する訓練が6日、J R東日本ホテルメッツ長岡(台町2)で長岡警察署と新潟県警外事課国際テロリズム対策室とが合同で実施された。ホテル側からは従業員4人が参加した。

 

警察に通報するまでの手順を確認

訓練は2パターンを設定して行われた。まず、外国籍の不審な男性がフロントに現れ、パスポートの提示を断ったり、自分の名前を書くのにパスポートを見ながら書いたりするなど不審な行動をしたため、従業員が警察に通報するまでの手順を確認した。フロント係は男性に対して、最後まで丁寧に説得し続けた。

続いては、宿泊者からフロントに「隣室から、変な音、変な匂いがする」との連絡が入ったという想定で行われた。従業員が部屋に確認に行くと、部屋に居た男は無言で足早に
立ち去った。フロント係は、その男の服装、身長、年齢、特徴などを他の従業員と共有し、警察に通報し指示を仰いだ。

訓練終了後、長岡署の田中良一署長は「新潟で開催される今回の会議は、規模からいって重要な国際会議となる。不審者はいつ、どこに現れるか全くわからない。対応する人間の感覚と目を磨くことが大切だ」と危機感を話した。

長岡新聞 2023年2月16日号)

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