「雪しか祭り」盛大に開催 3年ぶりの平常開催 雪上滑り台や100だるま大会なども

屋外の会場では、アニメキャラなどの雪だるまの姿も

新潟県長岡市の冬の恒例イベント「長岡雪しか祭り」が18日、長岡市のハイブ長岡や千秋が原ふるさとの森、リリックホールなどの会場で開かれた。主催は、長岡商工会議所など複数で構成されている実行委員会である。ウィルス禍に伴うイベントの制限が緩和される中、今回は3年ぶりの通常開催である。当日はあいにくの雨に見舞われたが、家族連れなどを含む約2万人の来場者が雪に親しんだり、出展ブースをまわったりなどしていた。

ハイブ長岡では、多くの飲食やワークショップのブース、ハンドメイドのブースなどバラエティに富んだ出展者の顔ぶれがあった。今年はeスポーツなどのブースもあり、ウィルス禍に伴う世相の変化もあるのだろうか、例年とは顔ぶれが異なる新しい形の盛り上がりを見せていた。

セレクトお土産ショップで接客をする土井昭太郎さん

新潟県柏崎市から「柏崎のセレクトお土産ショップ さやか」として出店し、いちご大福やメロンパンなどを販売していた土井昭太郎さん(35歳)は、「今回は初めての出店。午前中はお客さんの数がすごかった。出店してよかった。今日得たお客さんの反応を次の出店にも是非活かしたいと思う」と感想を語った。

長岡市内から来場した40代男性は、「今回初めて参加したが、楽しかった」と語る。また一緒にいた友人の40代女性も、「人がいっぱい来ていて、こんなに盛り上がっているとは思わなかった」と驚いている様子だった。

ふるさとの森では5メートルほどの高さの雪の滑り台が設置されており、タイヤチューブに乗って滑り降りている子どもや家族連れの姿が見られた。

長岡出身で、現在は東京都内に暮らす30代女性は、今回地元に帰省した機会に、夫と子ども3人を連れて遊びに来た。「雪遊びやキーホルダー作りのワークショップなどを楽しんだ」という。

恒例のステージイベントは、今回初めての会場となるリリックホールで行われ、NGT48のステージや大道芸のパフォーマンス、帝京長岡高校吹奏楽部の演奏などが行われた。

寒空の中見事な一輪が咲いた (渡辺芳夫さん提供)

18時には、雪花火も打ち上げられ、長岡の冬の夜空を鮮やかに彩った。祭りは19日も、10時〜16時に行われる予定である。

アロマストーンの色塗りやスライムづくりのワークショップ

「怖い~」という娘を抱きかかえながら「楽しい~」と滑る男性

 

(文・撮影 湯本泰隆)

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