【妻有新聞】新5区決戦「梅谷vs高鳥」スタート 上沼快速道協議会で同席、共に「早期開通を」

衆院新5区を機に「早期開通を」と立憲・梅谷氏(手前右)と自民・髙鳥氏(手前左、13日)

今春か夏の解散説が流れる次期衆院選。「10増10減」で新潟県は選挙区が1減。新5区は現5区(十日町市・津南町・上越市・妙高市・糸魚川市)に加え、南魚沼市・魚沼市・湯沢町が入り、有権者数は35万人余(現6区27万人余、うち十日町・津南5万1千人余)となる。新5区は5期の自民現職・髙鳥修一氏(62)、1期の立憲現職・梅谷守氏(49)が共に党支部長に就任、4度目の直接対決が決定している。共に新たに加わる魚沼エリア(有権者数13万3千人余)への浸透がカギとなるなか、選挙区を繋ぐ上越魚沼地域振興快速道路の全線開通への意欲を「地域振興のために不可欠な道路」(梅谷氏)、「道路は繋がって初めて役割を果たす。命の道でもある」(髙鳥氏)と揃って出席した「十日町・六日町間整備促進連絡協議会」総会で語った。

新たに加わる魚沼エリアでの集会参加や街宣活動で浸透を図る両氏。新5区を繋ぐ上沼道は全長60㌔の地域高規格道路で、北陸自動車道と関越自動車道を結ぶ広域交通ネットワークを形成、物流促進による経済面、救急医療体制の面でも全線開通による期待は高い。両氏は同協議会の顧問を務めており、会場の南魚沼市・ホテル坂戸城では2人が並んだ。

梅谷氏は上越―六日町間の全線開通は「安塚―十日町間21㌔をしっかり繋ぐ、これがまさに求められる。地域振興に不可欠な道路と強調し、中山間地を綴る道路であり技術的にも国の直轄権限代行にすべきだと確信している」と、調査中区間となっている十日町IC|安塚IC区間21キロの国直轄による着工をめざす必要性を話す。

一方の髙鳥氏は「選挙区が変わり、まさに上沼道がこの地域を繋ぐ生命線になる。この機会に一体化し大きな声で今までの整備をさらに加速していきたい」と意欲を示し、「まずは関越道、国道17号バイパスにしっかり繋ぐ必要がある。十日町病院と魚沼基幹病院を繋ぐ命の道、この時間をいかに短縮するかだ」と、十日町道路開通時は津南町役場から魚沼基幹病院までの所用時間が現行約1時間から約14分短縮の約47分となることを踏まえ整備推進を語った。

 

妻有新聞 2023(令和5)年2月18日号】

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