新潟県阿賀野市が2023年度当初予算を発表、新たな重点施策として「地域経済の回復と活性化」

阿賀野市の田中清善市長

新潟県阿賀野市は21日、2023年度当初予算を発表した。一般会計予算規模は221億7,000万円で、対前年度比で8.4%(前年度当初予算17億1,000万円増)の増加。主な増加要因としては、五泉地域衛生施設組合が実施する広域ごみ処理施設事業の工事本格化に伴うもので、同事業に前年度比10億3,450万円の大幅増となる12億8,480万円など計上をした結果、増加となった。

阿賀野市の田中清善市長は今年度の当初予算の主な重点政策として、令和4年度に引き続き「阿賀野市総合計画」に掲げる3つの施策である「人口減少対策」「デジタル化の推進」「防災・減災対策」に加え、阿賀野市の最重要課題である「地域経済の回復と活性化」を加えた4本の柱に財源を集中する積極的な予算編成とした。

新たに重点施策として加えられた「地域経済の回復と活性化」では、「感染症・物価高騰に負けないまちづくり」と称し、阿賀野市の全市民を対象に、同市内で利用できる1万円分の商品券を配布する施策を盛り込み、4億2,666万5,000円を計上した。

そのほかにも、阿賀野市の名産である「安田瓦」を活用した3か年の地域活性化事業として、ホームページのリニューアルや市場調査を踏まえた新商品の開発による販路開拓の支援として、1,897万円が計上された。

阿賀野市の田中市長は今回の予算編成について、「一言でいうと、課題解決型の予算編成となっている」と語った。

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