新潟県の金融経済動向 日銀は県内経済は着実に回復と判断
家電販売額と旅行取扱高は持ち直し
日本銀行新潟支店が9日に発表した新潟県の金融経済動向によると、「県内経済は着実に回復している」と、いう。
公共投資は県や市町村の発注減少で弱めなものの、輸出は車などの輸送用機械、一般機械、金属製品(作業工具) を中心に高水準で推移。設備投資は増加傾向。個人消費は、2018 年11 月の百貨店・スーパー売上高と、乗用車の新車登録・届出台数が前年を下回ったが、家電販売額と旅行取扱高は持ち直し、緩やかな回復傾向となった。
生産に目を向ければ、一般機械(建設機械、工作機械、産業機械)と金属製品(作業工具)が、輸送用機械(自動車関連部品)が高水準で推移。化学は、緩やかに増加している。
11月の有効求人倍率は前月並みとなった。
ただ、今後は米中の貿易摩擦や消費増税など経済成長に陰を落とす要因もあり、この調子が続くかどうか先行きは不透明。