「未来を担う子どもたちが自信をつけるために」 新潟県労働金庫本店営業部(新潟市中央区)が新潟市教育相談センター(新潟市中央区)へカラープリンタを贈呈<広告>
不登校の生徒の教育相談などを行っている新潟市教育相談センター(新潟市中央区)で2日、新潟県労働金庫本店営業部(以下ろうきん本店営業部)から同センターへ、寄付品の贈呈式が執り行われた。
今回、ろうきん本店営業部が贈呈した寄付品は、カラープリンタ4台。贈呈式では、ろうきん本店営業部推進副委員長で新潟市教職員組合の野上丈成執行委員長が、新潟市教育委員会の池田浩教育次長へ、寄付品の目録を手渡した。贈呈したカラープリンタは、同センターのほか他区の教育相談室に設置し、施設を利用する生徒たちの教育活動などに役立てられる。
ろうきん本店営業部では前年度も同センターに「無線LANアクセスポイント一式」を寄付しており、同センターへの寄付品贈呈は今回が2回目。
新潟ろうきんでは、会員で構成される推進委員会と連携し、2020年度から「あんしんスマイルプロジェクト」を実施しており、地域貢献を主なテーマに教育現場での金融セミナーや地域イベントの参加に積極的に取り組んできた。今回の寄付も同プロジェクトの一環。
寄付先の選定については、ろうきん本店営業部の推進委員会で協議を重ね、前年の新潟市教育相談センターへの寄付の経過や、社会的役割の重要性などから、全会一致で決定した。
また、寄付品の選定にあたっても、同センターに通う生徒たちが、タブレットを使用して絵を描くことが増えたなどの現状から同センターからのリクエストもあり、「生徒たちに表現の楽しさをより知って欲しい」と考え、決定した。
寄付品の目録を受け取った池田教育次長は、「当センターにくる子どもたちはさまざまな理由があって一時的に学校にいけず家庭にとどまっていて、『ようやく一歩を踏み出した』という子どもたち。このセンターに通う子どもたちにとってもここでの日々は大事な一日であり、1つ1つの授業や活動がかけがえのない人生の積み重ね。この度いただいたプリンタについては、なにか自身の想いや、作品などを表現するツールとして利用し、さらに子どもたちの教育や成長の糧にしていきたいと思っている」と感謝した。
また贈呈式後の懇談の中で、新潟市教育相談センターの八百板恵理子所長が、昨年寄付した無線LANアクセスポイントの活用状況について話した。「たとえば校外活動で水族館やアグリパークにいって、子どもたちがタブレットで撮影した写真を、時間を置かずに子どもたち同士でやりとりができるようになり、関わりを生むことができた。あとは、調べ学習の面でもWi-Fiに繋がっていることで活用が広がった」と伝えた。
ろうきん本店営業部の髙橋理部長は、「新潟市教育相談センターからは昨年の寄付を非常に喜んでいただいた経過もあり、また、当部の会員のみなさんもセンターの存在意義を十分に理解され、今年も寄付することとなった。センターに通う子どもたちが、色のついた自分の作品を見て、少しでも自信をつけることに役立てていただければ」と話した。
新潟ろうきんの「あんしんスマイルプロジェクト」は、これまで金融セミナーや子ども食堂支援などの活動を行ってきた。同プロジェクトは、2022年12月末をもって終了となったが、新潟ろうきんは、安心して暮らせる社会の実現のために、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みなど、さまざまな活動を継続していく。
(文・撮影 中林憲司)
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