【長岡新聞】3月議会が2日招集 新年度予算案など44議案を審議

長岡市役所

新潟県長岡市議会3月定例会が2日に召集され、28日までの27日間の日程で開かれる。新年度当初予算案や補正予算案など議案44件が提出される。定例会後、任期満了にともなう市議選が、4月16日告示、23日投開票で予定されている。

補正予算案は、一般会計に84億5,871万円が追加され、補正後は1,541億1,465万円となる。年度末のため各事業会計で人件費の調整や積み立てなどの補正もされる。補正後の予算総額は2,414億6,685万円となる。

国の補正予算にともない、一般廃棄物処理施設整備事業に77億9535万円、県営土地改良事業費に1億3,173万円、学習情報化推進事業費に2億1,260万円を計上する。職員退職手当の不足分に3億8,255万円、光熱水費の値上がりにより各市有施設の支払いで2億242万円を追加する。

年度末のため、事業費や給与などの過不足調整も行われる。事業費では、大手通坂之上町地区市街地再開発事業で12億7,948万円、国際交流推進事業で2,385万円など13億1,563万円が戻される。人件費では、人事異動などによる給与費整理で3億6,612万円を減額する。貯金に当たる財政調整基金の積立として16億円も確保した。

当初予算案などが提出される

新年度当初予算案として、前年度比1・5%減の1,299億8,700万円を提出する。特別会計と企業会計を合わせた総予算額は同0・1%減の2,175億6,510万円となる。急激な物価高に対応した予算となっており市議会で議論される。

また、7月に一部がオープンする米百俵プレイスでの産官学の連携のために産業恊創推進条例を制定する。4月からの旧サンライフ長岡(長倉町)での市歴史文書館の開設、市町村合併後に設けられた地域委員会の廃止などの議案も提出される。

各委員会の日程は、建設委員会が9、13日、産業市民委員会が14、15日、文教福祉委員会が16、17日、総務委員会が20,22日となっている。初日の2日には、磯田達伸市長の施政方針演説も行われる予定。

3月議会での市議会の会派構成は次の通り。
▽市民クラブ16人▽長岡令和クラブ5人▽長岡市公明党3人▽民成クラブ2人▽日本共産党長岡市議会議員団2人▽無所属5人

一般質問

一般質問は次の通り。
▽加藤尚登(市民クラブ)=令和5年度当初予算について
▽藤井達徳(長岡市公明党)=大雪による交通大渋滞等の対策について、摂田屋・宮内地区の観光振興と地域活性化に向けた取組について
▽笠井則雄(共産党市議団)=令和5年度予算について、会計年度任用職員の待遇改善について、妊産婦医療費助成制度の拡充について、長岡市成年後見制度について、養育費確保支援について
▽関充夫(長岡令和クラブ)=令和5年度当初予算について
▽丸山勝総(市民クラブ)=雪に負けないまちづくりにについて
▽諸橋虎雄(共産党市議団)=柏崎刈羽原発の再稼働問題について、戦争ではなく平和のための取組について、少子化対策と子育て支援について、市営住宅の入居に必要とされる連帯保証人について
▽五十嵐良一(民成クラブ)=柏崎刈羽原発の再稼働問題について、今冬の雪害について、支所地域の事務拠点化について
▽桑原望(無所属)=副市長の退職金について
▽荒木法子(市民クラブ)=選ばれるまち長岡に向けた産業の成長戦略について、避難所について
▽関貴志(無所属)=柏崎刈羽原発の再稼働問題について
▽大竹雅春(市民クラブ)=若者の地元定着について、選ばれるまち長岡を実現する取組について

長岡新聞 2023年3月2日付】

 

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