全国115作品の頂点、オーガニックスタジオ新潟(新潟市西区)が「性能向上リノベ デザインアワード2022」で最優秀賞

(左から)YKK AP株式会社(東京都)の堀秀充 代表取締役社長 、オーガニックスタジオ新潟株式会社(新潟市西区)の相模稔代表取締役社長 (提供 オーガニックスタジオ)

木造注文住宅の設計や施工を手掛けるオーガニックスタジオ新潟株式会社(新潟市西区)は6日、中古住宅の断熱性能と耐震性能を向上したリノベ―ション事例を全国から募集する「性能向上リノベデ ザインアワード2022」において、応募総数115作品の中から最優秀賞を受賞した。

「性能向上リノベ デザインアワード」は、「これからを暮らす家の新しいスタンダードをつくる」をテーマに今回初開催され、全国から集まった“性能向上リノベーション”の実例全115作品の応募の中から、最優秀賞・優秀賞・選考委員賞など、各賞全12作品の優れたリノベーション事例が選定された。

最優秀賞を受賞したオーガニックスタジオ新潟の「松野尾の家」は築30年の中古住宅をフルリノベーションした事例。床面積を必要十分な程度まで(6.5坪/人)小さくして暮らすことと、廊下や活用頻度の少ない部屋を設けないなどの間取りの工夫により、全館空調を採用しても増エネにならないように計画した。

最優秀賞を受賞したオーガニックスタジオ新潟の「松野尾の家」(提供 オーガニックスタジオ新潟)

最優秀賞 受賞作品「松野尾の家」(提供 オーガニックスタジオ新潟)

最優秀賞 受賞作品「松野尾の家」(提供 オーガニックスタジオ新潟)

長期優良住宅の認定も取得し、補助金も積極的に利用することで、さらに建物グレードを向上。DIYなど施主も家づくりに関わったことで愛着を持ってもらい、引渡し後も庭づくりや小屋づくりなど、暮らしを楽しんでいるという。

選考委員からは「平屋の性能を大幅に向上させ、ミニマムで効率のよい回遊性のプランで住みやすさも大きくバージョンアップしている。さらに、DIYによる施主参加や長期優良住宅化などソフト面の価値向上も実施。デザインまで行き届かせ、くつろげる空間が作れている点も評価ポイント。現実的で確実な方法による断熱性能と耐震性能の向上を実現し、新築の家だけが選択肢ではないことを示した素晴らしい事例」と評価した。

オーガニックスタジオ新潟の代表相模は全国の工務店にエコハウスを普及促進するために、過去に10回以上のセミナーを行い、工務店の専門誌に記事を執筆している。近年は新潟市環境政策課と連携し、「新潟市エコハウス推進チーム」としても活動している。

現在は動画での情報発信にも力を入れ、YouTubeチャンネル「『家づくりの知識』オガスタ新潟の社長チャンネル」を開設し、家づくりを検討している一般ユーザーに向け「家づくりの知識」として、資金計画や土地探しなど、家づくりにおける様々なテーマを掘り下げ、解説する動画を発信している。

 

【関連サイト】
オーガニックスタジオ新潟

YouTube「家づくりの知識」オガスタ新潟の社長チャンネル

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