雪下にんじんを掘り出せ! 「津南の雪下にんじん掘り競争2023」がニュー・グリンピア津南周辺で実施【動画あり】

「津南の雪下にんじん掘り競争2023」(津南の雪下にんじん掘り競争実行委員会主催)が21日、新潟県津南町のニュー・グリンピア津南周辺の雪に埋まっている畑で実施された。

11年前から豪雪地面出し競争を開催していたが、コロナ禍で中止を余儀なくされた。しかし、昨年から津南の雪下にんじんをPRするため、津南の雪下にんじん掘り競争へ名称を変えて実施しており、今年が2回目となる。

晴天に恵まれたこの日は、町内外の20チーム(111人・5歳〜50歳代)が制限時間30分間で、どれだけ雪下人参を掘り出せるかを競った。一般からの参加ほか、先ごろ雪下にんじんの新商品開発での連携を発表したゴディバジャパン株式会社(東京都)のチームGODIVA、新潟県観光協会、津南町教育委員会チームなども参加した。

会場周辺の積雪は約180センチあり、参加者はスコップやスノーダンプでまずは雪を掘った。スコップ4丁、スノーダンプ2台まで使用可能で、各チーム競技人数4人までで行われた。次第に穴は人が入られるくらいの深さになり、ついには土に到達し、雪下人参がどんどんと取り上げられていった。

競技の結果、優勝は、MIzuochi Dog School雪下ろし部隊で52.11キログラム、2位は昨年優勝の遊友会で46.14キログラム、3位は心友懸走会で35.88キログラムだった。参加全チームの掘り出した雪下人参は全て持ち帰ることができる。

MIzuochi Dog School雪下ろし部隊代表の水落憲明さんは「雪下人参は好きな人が持って帰るが、やはり生で食べるのがいいと思う。優勝すると嬉しい。来年はもっと大差で勝ちたい」と喜びを語っていた。

なお、雪下人参は津南町の特産品で、冬を越した雪下にんじんは、とても甘く、フルーティーな味わいでにんじん特有の臭みがなく、ビタミンやアミノ酸などの栄養が多く含まれている。令和元年6月には地域の特性が認められ、国の地理的表示保護制度による特定農産物に「津南の雪下にんじん」という名称で登録された。

1位のMizuochi Dog School雪下ろし部隊

2位の遊友会

3位の心友懸走会

仮装したユニークなチームも

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