【動画あり】新潟駅直下バスターミナルの歩道が25日に供用開始、報道関係者向けに内覧会開催【にいがた2km】
鉄道高架下を利用して新設した、新潟駅(新潟市中央区)の駅直下バスターミナルの歩道が25日に開通することに先駆けて、新潟市は23日、報道関係者を対象にした内覧会を開催した。
これまで新潟駅の南北を往来するには、駅の2階で東西の連絡通路を通っての移動しなければいけなかった。だが、駅直下バスターミナルの歩道が開通することで、24時間いつでも1階を通って万代広場と南口広場を往来できる。上下の移動や階段の上り下りという工程がなくなることで、南北往来での利便性の向上が期待される。
駅直下バスターミナルの歩道の供用開始時刻は25日4時30分ころ。それに伴い、東側連絡通路は一部閉鎖になる。加えて、西側連絡通路は26日以降、0時ごろから4時30分ころの深夜帯の利用ができなくなり、手押し自転車の通行ができなくなる。
駅直下バスターミナル整備は、2015年度から約40億円をかけて着手。歩道の長さは約80メートル、幅は50メートル。エレベーターは東西に一基ずつ設置され、エスカレーターは東西に2基ずつ(上り下り)設置されている。バスの発着場には最大8台のバスが停車する事ができる。なお、バスの発着場への一般車の乗り入れはできない。
新潟市都市政策部 新潟駅周辺整備事業事務所の今井利司所長は25日の供用開始について、「少しずつ、駅周辺事業が形になってきた。市民や県民の皆さんも、新潟駅周辺に来ていただけると実感できると思う。親しみやすい、使い勝手の良い駅周辺になっていけばと思って、整備している」と語った。
新潟駅周辺の整備事業は2025年度中の完成を目指し、整備が完了した箇所は段階的に供用開始していくという。