新潟大学で令和4年度卒業式、4年ぶりに家族参加、式典中はマスクの着用自由に
23日、朱鷺メッセ(新潟市中央区)において新潟大学(新潟市西区)の令和4年度卒業式が行われ、学部卒業生2,282名、大学院修了生676名、学位論文提出者2名、養護教諭特別別科修了生48名の新たな門出を祝った。
今回の卒業式では、人数制限を設けたうえで卒業生家族の参加を可能とし、人数制限に漏れた家族は別会場でライブ配信を用意。家族が参加できるのは平成31年度以来4年ぶり。会場は4,000人を超える参加者で埋め尽くされた。
今年度の卒業生は、入学した初年度末に新型コロナウィルス感染症蔓延による緊急事態宣言を受け2年時、3年時は非対面のリモート講義を強いられた。最もコロナ禍の影響を受けた世代と言っても過言ではないかもしれない。
新潟大学の牛木辰男学長は「コロナ禍は『今日という日は永遠に続かない』『未来は予測できないことに満ちている』ということを私たちに気づかせてくれた。私たちは新潟県のシンボルである柳のようにしなやかで折れない強さをもって予測できない未来に立ち向かっていかなくてはならない」とエールを贈った。
卒業生代表として答辞に立った工学部の木下萌香さんは「大学に通えない時期が長かったからこそ、通えるようになった4年時には卒業研究に打ち込み充実したものになった。工学分野でも女性の割合が増えたがまだまだ少ないので、後進の女性にとって希望の光になれるように努力を重ねたい」と万感の思いを言葉にした。
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