【長岡新聞】長岡商議所がSDGs宣言を発表 「最初の一歩が大事」と意欲的

長岡商工会議所の佐藤勝弥副会頭

「持続可能な未来」に向けて長岡商工会議所はSDGsについてコアメンバー会議を発足させ幅広く内容を協議。10日に「SDGs宣言」を発表した。同宣言は中期計画の第13次行動計画(2023年〜2025年度)に合わせて策定したもの。あわせて、14日、長岡グランドホテル(新潟県長岡市)で「SDGs」勉強会を開催。参加者は熱心に耳を傾け、S DGsについて学んでいた。

講演と事例発表も

勉強会では小柳建設株式会社(新潟県三条市)の小柳卓蔵社長(42歳)を講師に招いた。小柳社長は「未来をとらえる働き方改革の考え方」をテーマに「SDGsの取り組みに対して一番大事なことは、自社が現在どういう立ち位置にいるか。会社の存在はどうなっているか。理念はどこにあるか。このような課題を見える化し、手段・目的をはっきりさせる第一歩が、最も重要なカギになる」と話した。「今の時代はアナログからデジタルに確実に変化している。若い社員の教育に力を注ぎ、時代にあった活動の仕組みが望ましい」とした。

事例発表ではクリーニング業を主体に事業展開する「ワタナベグループ」(本部・新潟県長岡市)の株式会社渡辺ドライから「クリーニング品に付属するハンガーを回収し、状態の良いものを再利用している。昨年12月末まで回収した数は142万8717本。1本につき1円を困窮世帯支援の県フードバンク連絡協議会に寄贈した」と発表があった。

日本精機グループ(新潟県長岡市)は「グループ同士の強みを生かして、事業発展と社会問題解決目標実現に取り組んでいる」とし、「UV-LED光を使用して空気を除菌する深紫外線空気除菌器。ライブ配信などの時、目線を下げずに話ができる視線一致カメラシステムの商品開発。ICTを活用した子どもたちへのITスキルの習得場の提供(プログラミングスクール)」などの活動が紹介された。

同会議所の佐藤勝弥副会頭は、今後の推進ついて「会員企業の取り組みを支援し、サポートしていくとともに、すでに、具体的な活動をしている企業に対しては、取り組んでいる姿を地域社会に紹介し、長岡市と一体となって、SDGsに対してより意識した活動が取れるように一緒に進めていきたい」と話した。同会議所はSDGsに対して前向きな姿勢を示している。

長岡新聞 2023年3月23日付】

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