【妻有新聞】超絶技巧、鉛筆の芯に 新潟県十日町市の高橋雅人さん、4年ぶりに作品展
太さわずか数㍉の鉛筆の芯に文字や造形物を彫刻する鉛筆彫刻。妻有地域の第一人者が『メガネ屋のアーティスト・高橋雅人』さんだ。25日と26日、市民活動センター・十じろうで4年ぶりに作品展を開いている。「当日はワークショップも開きます。ぜひ足を運んで下さい」と呼びかけている。
高橋さんはメガネ・宝飾・時計・補聴器の専門店・ミヤコヤ(新潟県十日町市)の社長。鉛筆彫刻は、ツイッターなどで偶然知り、「面白そう」と始めたのがきっかけ。もう5年ほどになる。製作するのはワイングラスや野菜、アルファベット、さらに根気が必要なチェーンなど様々。ほとんど昼休み時間を利用してコツコツ彫っている。今回は童謡シリーズとして購入したミニチュア人形とのコラボ作品や牛久大仏などにも挑戦した。「細かな手作業が自分に合っているようです。掘り始めると夢中になってしまいます」と高橋さん。
展示は20点ほどだが期間中は阿部善食料品店やタカダヤ、滝沢印刷にも各2点ほど展示する計画で、高橋さんは「商店街を楽しくする、そんな協力ができれば」と話している。また鉛筆彫刻家・シロイさんも会場に駆けつける予定だ。
【妻有新聞 2023年3月25日号】