NIIKEI編集部発「今週の主なニュース」(3月20日から26日)


【上越の春の風物詩】新潟県妙高市の雪形、跳ね馬が姿をあらわす

 

経済

3月20日

ハードオフが米国カリフォルニア州に新業態店舗「ECO TEK」1号店をオープン

3月22日

生餃子直売所「新潟餃子工房」を経営する株式会社バード・アイズ(新潟市西区)が破産開始決定

3月24日

【新潟県燕市】ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール、「刃を使わないおろし金」がグランプリ受賞【動画あり】

3月25日

【新店舗】“発酵のまち“新潟県上越市に「さくら百嘉店発酵プラス」がきょうオープン

 

政治・行政

3月20日

3月22日

【村松公園から酵母】新潟食料農業大学、金鵄盃酒造、新潟県五泉市が連携、「五泉市オリジナル純米酒」が誕生

新発田産の大粒ブランド苺「姫のてまり」が25日から販売開始、新発田市の二階堂市長が言及

3月24日

新潟県が2023年4月1日付の人事異動を発表、異動規模は昨年比で若干減少

 

社会

3月22日

福祉をテーマに新潟県長岡市内の市民団体が交流 社会福祉協議会がボランティアフォーラムを開催(新潟県長岡市)

雪下にんじんを掘り出せ! 「津南の雪下にんじん掘り競争2023」がニュー・グリンピア津南周辺で実施【動画あり】

 

3月25日

【長岡新聞】長岡商議所がSDGs宣言を発表 「最初の一歩が大事」と意欲的

 

かわらばん

3月21日

安田瓦協同組合が今夏オープン予定の「にいがた瓦館」の愛称を募集

日刊工業新聞社(東京都)が91万部を超える大ベストセラーを記録した田中角榮著「日本列島改造論」を復刻

 

動画

3月21日

3月22日

3月24日

 

編集部ピックアップ

3月20日

【週間BOOKランキング】書籍売上トップ3(3月12日~3月18日)ジュンク堂書店新潟店(新潟市中央区)

【NIIKEIキシャメシ】3月20日「新潟市江南区のインドカレー」

【上越の春の風物詩】新潟県妙高市の雪形、跳ね馬が姿をあらわす

3月24日

【独自】長岡市のヤングケアラー支援「ささいなことでも相談して」  長岡市子ども家庭センターの大久保千春所長

3月25日

【村上新聞】”伝統”と”福祉”のコラボ 誇らしく 川村庚堂漆器店×クロスウォーク

 

編集後記

統一地方選の告示日が今月末に迫り、県都新潟市でも任期満了に伴い市議会議員選挙が行われる。新潟市議選と聞くと記者の脳裏にはいつも一人の元政治家が思い起こされる。元新潟県知事の平山征夫さんがその人だ。柏崎市出身、日銀新潟支店長を経て3期12年という長期にわたり県庁のトップを務めた。

平山さんにお会いしたのは約6年前。知事を退任された後、新潟国際情報大学の学長を務めておられた。北陸新幹線開通後に金沢市の存在感が増す中で、日本海側における新潟市の拠点性がますます微妙になってきた時期。新潟の街がこの地で再び存在感を示すために何が必要か、というインタビュー企画だった。知事時代に環日本海交流を推し進め万代島を建設した平山さんが、交流人口が伸びないだけでなく、定住人口さえ毎年大幅な流出を続ける県都新潟市の低空飛行をどう見るのか。

平山さんは真顔でこんなことを言う。「新潟市議選にね、出てやろうかと本気で思うことがあるのですよ」。元知事の市議選出馬などもちろん前代未聞だし、その後も実現していない。なぜこんなことを言うのか。

平山さんが知事在任時に「県都新潟市に東北三大祭りに匹敵するような祭りを生み出したい」という構想が持ち上がったが、しかし結局は実現に漕ぎつけなかった。地元財界がさっぱりのってこなかったのだという。「発展施策が街の提案になっていかないのは実に歯がゆい」とコボし、「今の私が新潟市議になったら、かなり大胆に仕事ができると思いますよ」と平山さんは話した。そりゃそうだろう。

ひとつ感じるのは、新潟の街づくりはスポイルされた時期が長すぎて思考停止が続いているんじゃないかということ。それはとりもなおさず、一人の昭和のレジェンド政治家の存在が大きいのだと思う。「ひとつ目白の親父にお伺いをたてて….」「目白に行って頼んで来るか」という時代が長く陳情体質が身に染みているのだ、新潟の大人には。だから政治家にはアイディアが乏しいし、財界はさっぱりしみったれで、身銭を切ってもう一度新潟を発展させようなどという旦那衆などほとんどいない。ダイナミックな発想など生まれないはずだ。

そんな昭和のレジェンド政治家がまとめ1972年に書籍となった「日本列島改造論」が、この18日に復刻発売されたらしい。日本が大きくなっていった時代、新潟の街も確かに存在感を示していたのだと思う。

(編集部・伊藤直樹)

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