新潟県三条市のふるさと納税寄付額が50億円突破、昨年度の約3.3倍という大盛況ぶり
三条市のふるさと納税の令和4年度寄付金額が 50 億円を突破し、令和3年度の約15.1 億円に対し、約3.3倍となった。年度当初に掲げていた目標金額25億円からも大きく上回り、目標額の2倍に。寄付件数は20万件を超え、こちらも昨年度の約3.6倍という盛況ぶりだ。
三条市では令和3年10月にふるさと納税を統括するCMO を公募により任用し、令和4年4月に市役所職員でチームを編成、ふるさと納税の運用をスタートさせたが、1年間という短い期間で大きな成果をあげたことになる。
市内の事業者にふるさと納税の理念を説明し、制度への理解を獲得。新規事業者開拓、新規返礼品開拓に注力したことが、成果の要因となっている。なお寄付額増加を牽引したのは、今年度から加わったアウトドア事業者の返礼品に対する寄付で、寄付額は全体の約58%にのぼった。
チームをまとめた澤CMOは「昨年4月に市役所職員がふるさと納税の事務を直接担当する体制に変更し、急ピッチでその体
制を整えてきた。『自治体が国民に取組をアピールする』というふるさと納税の理念に沿って職員自らが運営フローを構築、スキルアップをしてきたことは全国的に見ても珍しい事例では」と話した。
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