新潟経済同友会が新潟県の花角英世知事に政策要望を提出、DX推進などを要望
新潟経済同友会は30日、新潟県の花角英世知事へ、新潟県のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進などを盛り込んだ政策的要望を行った。
提出された要望は、DX推進プラットフォーム(コンソーシアム)の設立の要望や、デジタル人材の確保、スマート農業の推進などを盛り込み、新潟経済同友会の「2040・アントレプレナー委員会」が取り纏めたもの。30日に山本義政筆頭代表幹事たちが新潟県庁を訪れ、花角知事へ手渡した。
要望書提出の後、両者の意見交換が非公開で行われた。意見交換後の囲み取材で山本筆頭代表は「特にデジタル人材について、新潟県にどうやって優秀な人材を集めようかという話を(花角知事に)提言させてもらった。新潟にはポテンシャルがあるから、我々も自信を持って、『新潟においでよ、新潟で働いてよ』言う動きが大事だと思う」と語った。
2040・アントレプレナー委員会の木山光委員長は花角知事との意見交換について、「Iターン・Uターンも含めて、優秀なIT人材が新潟県に留める為にはどうすれば良いかを、これから新潟県と一緒に考えていきたい。知事からは、中央アジアの人材に目を向けたら面白いかもしれないというコメントも頂いたので、そういう事も含めて今後も考えていきたいと思う」と話した。
加えて、「新潟県でITを学んだ学生さんの約6割のが県外に流出しているという現実がある。それを留めるために、起業や創業をもっと推進していかないといけない。そういう事に対して、県と一緒に新たなステージを構築しなければいけない。そのための手段の一つとして、国際的な人材確保というのもいいのではないかという話が出た」と語った。