【独自】「NHKのど自慢」新たな司会者を据えた新年度最初の放送は新潟県村上市から、村上市の高橋邦芳市長が感謝のコメント

「NHKのど自慢」が開催される新潟県村上市の「村上市民ふれあいセンター」(画像提供 村上市)

1964年の放送開始以来、60年に渡って放送されている日本を代表する長寿番組「NHKのど自慢」。日曜日12時15分から生放送している同番組は、全国の各都道府県を原則年1回ずつ巡っており、新潟県内にも毎年どこかの街に「NHKのど自慢」がやってくる。

来る4月2日の新年度最初の放送は、新潟県村上市の「村上市民ふれあいセンター」から生放送。前日の予選会を勝ち抜いた18組(予定)が本番のステージに立ち、日本全国、そして世界に歌を通した熱い想いを届ける。

 

新たな司会者で新年度スタート

NHK新潟放送局(新潟市中央区)

「NHKのど自慢」は、新年度から新たな司会者を据えた新体制でスタートすることで注目が集まっている。令和4度最後となった3月26日の放送で、10年間司会を務めてきた小田切千アナウンサーと、21年間鐘の演奏を担当していた秋山気清氏が番組の卒業を発表。ネット上では、2人の卒業を惜しむ声や感謝を伝える投稿が寄せられた。

新年度からは、廣瀬智美アナウンサーと二宮直輝アナウンサーが交代で司会を務めることを発表。村上市開催は、廣瀬智美アナウンサーが担当する。

昨今は、一般視聴者が生放送でテレビ出演する番組が少なくなってきている一方で、長年そのスタイルを継続している「NHKのど自慢」。歌を通した感動や、ハラハラドキドキ感などが世代を超えて親しまれている。新体制となり、今後どのような番組となるのか期待が高まる。

 

村上市開催の本選出場倍率は48倍超

出場申込の落選通知(左)、観覧申込の落選通知(右)(画像提供 村上市在住のK氏)

この度の村上開催において、出場申込と観覧申込の両方を応募した人から結果を知らせる返送ハガキの写真を入手した。残念ながら両方とも落選を知らせる内容だが、そこには応募者数が記されている。

出場申込の数は879通。そのうち、前日の予選会に出場できるのは200組。予選出場倍率は実に4.39倍だ。さらに予選を勝ち抜いて、翌日の本番生放送に出場できるのは18組(予定)のため、本選出場倍率は応募総数で計算すると実に48倍。とても狭き門なのである。

そして、「NHKのど自慢」を客席から観ることができる観覧申込の数は、6,158通。「村上市民ふれあいセンター」の最大収容は1,000席。全ての座席開放していないと考えても、当選倍率は6倍以上となった。観覧を申し込んだ人の目的は、出場者の応援のみならず、出演するゲストを観たいという人も多いと考えられる。なお、村上市開催のゲストは、演歌歌手の山内惠介さんと女性ボーカルグループLittle Glee Monsterだ。

 

村上市の高橋邦芳市長が感謝のコメント

村上市の高橋邦芳市長(画像提供 村上市)

「NHKのど自慢」が村上市で開催されるのは今回が初。開催について、村上市の高橋邦芳(くによし)市長が、にいがた経済新聞社へコメントを寄せた。

「『NHKのど自慢』を村上市で開催していただき感謝申し上げますとともに、出演される皆様、また、会場にお越しになる皆様を心から歓迎申し上げます。昨年、8月の豪雨災害では、全国各地から寄せられたたくさんの力に支えられ、この未曽有の災害から復旧・復興に向けて立ち上がることができました。『NHKのど自慢』を通して、村上市から全国に向け、あふれる笑顔と元気な歌声をお届けできることを嬉しく存じます」(村上市 高橋邦芳市長)

新体制でスタートする今年度最初の「NHKのど自慢 in 村上市」。48倍の激戦を勝ち抜き本選出場の切符を手にした出場者たちが、村上市から生放送で届ける45分間では、どんな人間ドラマを観ることができるだろうか。見どころ満載の村上市開催のON AIRが待ち遠しい。

(文 中林憲司)

 

【関連サイト】
NHKのど自慢

NHK新潟放送局

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