【独自】「ミサイルが発射されたらどこに逃げる?」新潟市内で新たに指定された緊急一時避難施設へ行ってみた

一時避難施設に指定された金巻横断地下道の階段

新潟市は3月8日、同市内の地下横断道路3か所を緊急一時避難施設として、新たに指定した。

新潟県内の一時避難施設の数は、3月13日現在で1,451施設(うち地下への避難が可能な施設は107施設)。新潟市内の一時避難施設の数は、3月8日現在で151施設(うち地下への避難が可能な施設は7施設)が指定されている。

避難施設は、国民保護法に基づき、住民の避難および避難住民などの救援を的確かつ迅速に実施するため、避難施設をあらかじめ指定することとなっている。

新潟市では、市地域防災計画に基づき指定している避難所、一時避難場所及び広域避難場所を、国民保護に係る避難施設として指定している。特に、弾道ミサイル発射などの際に、爆風などからの直接の被害を軽減するための一時的な避難に有効であると考えられる、鉄筋コンクリートなどで造られた頑丈な建物や地下施設を「緊急一時避難施設」として指定している。

国民保護法は、正式には「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律」といい、武力攻撃事態などにおいて、武力攻撃から国民の生命、身体及び財産を保護し、国民生活等に及ぼす影響を最小にするための、国・地方公共団体等の責務、避難・救援・武力攻撃災害への対処等の措置が規定されている。

今回、新潟市によって指定された施設は、南区の国道8号線沿いに所在する「下塩俵地下横断歩道(収容人数 約890人)」、西区大野町の国道8号線沿いに所在する「金巻横断地下道(収容人数 約145人)」、西蒲区の国道116号線に所在する「西川地下横断歩道(収容人数 約200人)」の3施設。

新潟市の担当者に施設利用の注意点などを問うと、「建物の外にいる場合は、自分から一番近くにある建物か避難施設に向かってほしい。緊急一時避難施設は、あくまで近くに建物がなく、避難施設が近くにあった場合に利用する施設となっている」と語った。

今回指定された3施設以外にも新潟市内では、万代クロッシング(新潟市中央区)や⻄堀ローサ(新潟市中央区)などの地下施設も緊急一時避難施設として指定されている。

 

下塩俵地下横断歩道

下塩俵地下横断歩道(出入口)

下塩俵地下横断歩道(内部)

下塩俵地下横断歩道(外観)

 

金巻横断地下道

金巻横断地下道(出入口)

金巻横断地下道(内部)

金巻横断地下道(外観)

 

西川地下横断歩道

西川地下横断歩道(出入口)

西川地下横断歩道(内部)

西川地下横断歩道(外観)

 

(文・撮影 児玉賢太)

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