新潟県の花角英世知事が県内新型コロナ感染状況に関して「もう一段強い措置に踏み込まざるを得ない」

新潟県の花角英世知事

新潟県の花角英世知事は15日に定例会見を開き、新型コロナウイルスワクチン接種数が5月以降急増することが予想されることから、医療従事者へ対して、市町村を越えた接種業務のマッチングを推進することを発表した。また、県内の感染状況に関して「本日もかなり多くの新規患者が出そうだと聞いている。県として、もう一段強い措置に踏み込まざるを得ない」と発言した。

現在新潟県内の病床使用数は200床を越え、使用率は4割近くとなっており、また本日も「かなり多くの新規感染が出そうだと聞いている」と花角知事は話して危機感を示す。そうした上で、飲食店の休業要請や「さらなる警報」発令など現在よりも強い措置の是非についてを明日16日に開催する新型コロナウイルス対策本部会議で専門家と検討するという。

飲食店の休業要請については、発令の範囲などに関しては検討中であるが、「今の状況を見ると、感染経路不明の患者の多くは新潟市に集中している」(花角知事)とし、新潟市への発令が中心となる可能性が高い。また、休業にかかる補償に関しては、具体的な内容を検討中で、また国との調整を進めているという。

「さらなる警報」に関しては、設定された時期が新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた1年ほど前になることから、具体的な内容に関しては今後専門家と調整を進めている途中だという。

加えて「Go To Eat食事券(第2弾)」の販売も延期が決定した。なお、販売済みの食事券の使用については制限をかけない方向である。詳細な内容に関しては、本日15日の13時から記者会見を開き説明する。

ワクチン接種に関して花角知事は、5月以降は国からのワクチンの供給が大幅に増加し、接種が加速することから、現時点で人手不足を予想する声が県内市町村から挙がっていると話す。こうした状況から、県では医療従事者が市町村を越えてワクチン接種業務を行うことができるようにマッチングを支援する。

医師のマッチングに関しては、県医療調整本部のメールアドレス(honbu7@pref.niigata.lg.jp)に氏名、住所、勤務先、電話番号を記載して送信することで、県から各市町村の求人情報が提供される。看護師に関しては、新潟県ナースセンターへの電話(025−233−6011)、またはメールでの連絡でマッチングを行う。

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