「今、この幸せを分かち合う」 アオーレ長岡で、福島江桜まつりが開催

「ロスクラヴェレス」によるフラメンコでは情熱的な踊りが披露された

例年より早めの桜の開花となった新潟県長岡市にあるアオーレ長岡(新潟県長岡市)では、2日「福島江桜まつり」が開催された。

この「桜まつり」は、「中越地震にめげずに元気でいたい、地域の人々を励ましたい」という想いから、地震発生の翌年春から、市民有志で開催している春の催しである。今年は、第15回という節目の年ということで、スペシャルゲストとして「サーシャ&ジパング」を招聘し、そのほか、「越後長岡かるた会」による寸劇、「ロスクラヴェレス」によるフラメンコや、「民謡すみれ会」による民謡踊り、「ベリル ベリーダンスサークル」によるベリーダンスが披露された。会場には、150人ほどの参加があり、ほぼ満席状態になるほどの盛況でぶりあった。

冒頭の挨拶では、同まつりの佐藤元美実行委員長(66歳)は、2011年の東北大地震や2020年、21年のコロナ禍で自粛や中止が余儀なくされたことや、昨年コロナ対策をしながらの企画までこぎつけたことについて触れ、「本当にこうやって皆さんと集まってイベントができることはなんと幸せなことでしょう!」と喜びを語った。

「サーシャ&ジパング」ではサーシャさんの美しい歌声が披露され、会場内がしっとりとした雰囲気になる一方、「かるた会」による寸劇では、長岡の食に関わる読み札が紹介され、メンバーがそれぞれ扮装をして登場すると、会場は暖かい笑いと拍手で包まれた。

新潟市から参加した男性(72歳)は、本紙の取材に対し、「素晴らしかった」と感想を述べた。また、当日スタッフとして運営に参画していた新潟県長岡市内在住の岩原達也さん(48歳)は、「皆が楽しそうな様子が伝わってきてよかった」と嬉しそうに語った。

佐藤実行委員長は、「サーシャさんの歌声が素晴らしかった。寸劇もお客さんに笑ってもらえた。大成功だった」と満足げに語った。

長岡の食に扮装する「越後長岡かるた会」のメンバー

「せめて今、この幸せをみんなでわかち合いましょう!」と語る佐藤元美実行委員長

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