新潟大学(新潟市西区)が朱鷺メッセで入学式を挙行、牛木辰男学長「自立と創生の精神を養い、自身や社会に対するアンテナを高く」
新潟大学(新潟市西区)が4月3日、朱鷺メッセ(新潟市中央区)で令和5年度入学式を挙行した。
今年度、新潟大学に入学したのは、学部(編入学生などを含む)2,399人、大学院修士課程・博士前期課程590人、大学院博士課程・博士後期過程122人、大学院専門職学位課程21人、養護教諭特別別科51人の計3,183人。うち男性は1,963人、女性は1,220人。
新潟大学の牛木辰男学長は、学長告示で、「私たちは予測の難しい時代、課題の満ちた時代をどのように生きていけばいいのでしょうか。それは、自立と創生の精神を養い、自身や社会に対するアンテナを高くすることだと思う。自分自身で物事を良く見聞きし、事実を自分の目で見極め、正しく判断していく習慣を持つこと。まさに、柳の枝のようにしなやかで折れない真の強さを持つことでもある。ぜひこのことを胸に刻んでいただきたい」と新入生へのメッセージを送った。
入学生代表宣誓では、理学部の井上寛太さんが登壇し、「今この瞬間にも社会は変化し続けています。今までは変化に身を任せることしか出来ませんでしたが、成人を迎えた今、社会の一員として、社会の諸問題に取り組んでいきたいと思います。また、いまの社会は知識基盤社会と言われており、知の価値や多様性が重視されていますが、私は新潟大学医学部で学び、一部の専門家だけではなく、私たち自身が科学技術に対して深く理解し、触れることが出来るような社会を作っていきたいと思います」と述べた。
新潟大学の入学式は、新型コロナウイルス拡大により、2年連続で朱鷺メッセでの開催を行わなかった。昨年度は3年ぶりに開催したものの、家族はオンライン参加の制限したうえ挙行。今年は家族参加の人数制限は設けたものの、4年ぶりに新入生と家族が参加した朱鷺メッセでの入学式となった。
なおマスク着用について、新潟大学は、入学生と家族に対しては会場入退場時および式典開始前については全員マスク着用を基本とし、式典中(着席時)にはマスク着用を任意とした。