【NIIKEIキシャメシ】4月3日 新潟市中央区、心から褒めたたえたい煮込みハンバーグランチ
NIIKEIキシャメシも3周目に突入だが、ここまで男性記者ばかりが担当しているので、どうにもこうにも「まち中華」の方面に寄ってしまう。まあ色違いの6体のおじさんが昼飯リポートしているのだから、そうなるよ、そりゃ。すると今度はニイケイ女子読者から「たまにはおしゃれなカフェランチも」と注文がつく。そこまで言われれば、こっちとしてもやぶさかではない。
とはいえ・・・・ハードルたけえよ、おじさんにカフェランチは。だいたい「森のきのこの〇〇」とか「とれたて野菜たちの△△」とかメルヘン系ばっかのメニューだったらオーダー時にどんな顔をすれば良いのか。昼休みに食べに来た、制服の上にカーディガンを羽織って大きな財布を手に持ったOLたちのクスクス笑う姿が目に見える。こっちは顔真っ赤。そこを耐え忍んでも、その後におじさんの前に置かれるのは、あら可愛いらしいランチプレート。ヘルシー十二穀米がアイスのディッシャーでちょこんと盛られる哀愁。またしても聞こえてくるOLのクスクス笑い・・・こいつは荷が重いぜ。
待てよ、そういえば、あそこがあったな。新潟市中央区姥ケ山の「まめきち」。
住宅地の中にある割と老舗カフェ。漢の中の漢と呼ばれて久しい記者にも、実に居心地の良いカフェである。勘違いされると悪いから付け加えるが、決して「おじさん向けのカフェ」というわけではない。ウッド調で統一された雰囲気は暖かみと落着きがあり、ポイントに配されたステンドグラスがまたセンスの良い店内。そして自家焙煎のコーヒーがまた抜群に美味い。約20種の自家焙煎豆は店頭で販売もしている。今までコーヒーしか飲んだことなかったけどあそこのランチ評判良いんだよな・・・
さっそく訪店。窓際のカウンター席に陣をひく。ランチは3種類。記者が選んだのは「デミグラ煮込みハンバーグランチ」(1,160円税込)。少したって、来ました来ました!このビジュアルどうよ!もうね、煮込みハンバーグが煮込まれたまんま出てきたよ。デミの浴槽に浸かっちゃってるアツアツライブ感。そこにとろーりチーズのベールを一枚羽織らせてダメ押し。
さっそく箸を入れると、肉汁ジュワーでデミのお風呂が源泉かけ流し状態、やらかぁ&ジューシー。ソースのコクと深みは相当煮込まれているのがわかる。サラダもジュレ風のドレッシングが良い。小鉢とスープがついてお得感マシマシ。ところがまだフィニッシュじゃないから。
食後にはドリンクとデザート。ドリンクはやっぱりホットコーヒーをチョイス。豆の種類を選べるのが贅沢。おすすめは酸味、甘み、苦みのバランスが絶妙なハウスブレンド。デザートの自家製パウンドケーキも質感高い。あんまりコスパという言葉も使いたくないけど、これヤバないっすか?
カフェランチでこの満足感。街にある「これシルバニアファミリーのか?」みたいなランチプレートで「カワイイ」とか「バエる」とか言われているカフェさんにおかれましては猛省を促したいところだ。
(編集部・I)
【まめきち】
新潟市中央区姥ケ山6丁目5-18レジデンス美樹
営業時間 10時~20時(ランチは11時~14時) 日曜定休日