【写真コラム】親鸞聖人が越後で初めて住んだ場所、五智国分寺(新潟県上越市) 三重塔や仁王像も見応えあり
公益社団法人新潟県観光協会(新潟市中央区)の公式ホームページによると、五智国分寺(新潟県上越市)は、永禄5年(1562)に現在の上越市出身の戦国武将、上杉謙信公によって再興されたと伝えられ、江戸時代には幕府から厚い保護を受けていたという。ただし、奈良時代の国分寺の所在地は不明。
本堂は平成9年(1997)に古式に則り再建されたもので、境内には巨大な親鸞聖人像や三重塔、「奥の細道」の旅で現在の上越地方を訪れた松尾芭蕉の句碑もある。三重塔は上越地方では唯一残る塔であり、県の有形文化財の指定も受けている。
五智国分寺は承元元年(1207年)に親鸞が越後国に流罪になった際、親鸞が最初に住んだ場所とされている。
天保7年(1836年)の作と言われている門内の左右2体の仁王像も大きく見応えがある。