電子部品や金型の製造などの「有限会社 クボタ」が破産開始決定
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社クボタ(新潟県糸魚川市)は、3月28日付で新潟地裁高田支部に破産を申請し、同日付で破産開始決定を受けた。破産管財人には井之上彩弁護士(弁護士法人つばき妙高支店、妙高市)が選任された。負債総額は現在調査中。
1997年10月に電子部品や金型の製造を目的に設立した事業体。斯業経験を積んだ代表の技術力を強みとして地元メーカーを中心に受注基盤を構築していた模様で、2009年9月期の売上高は約1,000万円を計上していた。
しかし、メーカーの生産拠点が海外へシフトする中、受注確保に苦戦を強いられ、2011年9月期の売上高は約500万円にまで半減。2012年4月に健康保険・厚生年金保険適用事業所の全喪届を提出し、2013年4月頃より休業として営業活動を停止していた模様。その後も業況に好転材料は乏しく、資金繰りも限界に達したことで、今回の措置となった。