「海鮮の宿ホテルうのはま」(新潟県上越市)などの運営会社斑尾観光(長野県飯山市)が事後処理を弁護士に一任、3月30日までに事業を停止

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、株式会社斑尾観光(長野県飯山市)は、3月30日までに事業を停止し、債務整理を宮下正典弁護士(宮下法律事務所、長野県長野市)に一任した。負債総額は現在集計中。

2017年5月設立されたホテル運営会社で、斑尾観光ホテル(長野県飯山市)、海鮮の宿ホテルうのはま(新潟県上越市)のホテル2か所の運営を行っていた。

斑尾高原ホテルは2017年3月に事業停止した企業から事業を譲渡されたホテルで斑尾高原スキー場に近く、総部屋数72室を備え、冬季はスキー客、夏季は合宿などの団体客を集客。「海鮮の宿ホテルうのはま」は、2021年4月に他社から買収し、日本海沿岸に近く、36室を備え温泉と海鮮料理をメインとして首都圏や近隣県の観光客の需要に対応していた。

しかし、いずれのホテルも経営再建を託されたものの、近隣同業者との競争や市況低迷による観光客数の伸び悩みにより苦戦を余儀なくされた他、新型コロナウイルス蔓延による影響を受けた事で業況は低迷し、資金繰りは徐々に逼迫、直近では休業を余儀なくされ、今般の措置に至った。

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