【NIIKEIキシャメシ】新潟県上越市のソウルフード「とんかつ大矢」の味が食べられる店「橋場食堂」
4月2日に長岡市担当記者が書いた「シズル感」溢れるとんかつの写真を見て、私も無性にとんかつを食べたくなった。
上越でとんかつといえば、上越市高田の「とんかつ大矢」である。母が私を妊娠している時に「大矢」のとんかつを食べたと聞かされたし、私も30年前の高校生の時から食べていた懐かしの味だ。
その「大矢」も2016年10月に閉店してから時間が経過した。閉店の時も私は並んで食べに行った。
「大矢」の兄弟が経営している上越市直江津の「橋場食堂」では、「大矢」の閉店前から「大矢」と同様のとんかつを提供していて、「大矢」閉店後は往年のファンが連日押し寄せる店になっている。
「橋場食堂」は繁盛しているようだ。今年4月には、小上がりだった場所を机と椅子にリフォームしたし、トイレも数年前に新しくしている。
客席では、厨房からトントンと叩く音が聞こえる。おそらく、肉のスジを叩いているのだろう。
さて、本題のとんかつだが、今日はいつも頼むかつ重(税込900円)にした。蓋を開けると、「大矢」直伝の定番のソースかつ重だ。このシズル感たっぷりの画像をご覧あれ。これだけで、生唾ゴックンである。
かつは薄めの肉を香ばしく揚げてある。辛子をソースかつに乗せる。市外、県外では意外の組み合わせのようだが、私は高校生のころから付けている。ソースで衣はしっとりしているが、肉も柔らかく、とろけるほどである。あっという間にかつを食べてしまったが、かつの下にはぎっしりと千切りキャベツが。ご飯もたっぷり詰まっており、お腹いっぱいに。
1,000円以下で、かつ重、味噌汁、漬物とサービスの温かい番茶が出てくる。思いっきりお得だろう。
「橋場食堂」は幻のとんかつが味わえる、上越ソウルフードの店であった。
営業時間 11:00~14:00 17:00〜20:00
定休日
火曜日夜、水曜日
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(編集部・U)