新入生代表「心も身体もケアできる鍼灸師になることが私の夢」、新潟医療福祉大学が入学式
新潟医療福祉大学の入学式が4月7日、新潟市中央区の朱鷺メッセで執り行われた。
新潟医療福祉大学は、全国でも数少ない、看護・医療・リハビリ・栄養・スポーツ・福祉・医療ITを学ぶ6学部14学科の医療系総合大学。障害者、高齢者などのQOL(Quality of Life 生活の質)を高くすることを支援する(サポート)人材を育成している。また、2023年4月からは、リハビリテーション学部に鍼灸健康学科が新設した。
2022年度の入学式は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、朱鷺メッセで新入生と教職員のみで実施されていたが、2023年度は新入生の保護者の参加も可能となった。今年度、新潟医療福祉大学には、全国各地から総勢約1,200人(学部生・大学院生)の新入生が入学した。
新潟医療福祉大学の西澤正豊学長は式辞で、「自らの卒業後の将来像をイメージし、目標への到達度を測りながら、大学生活に取り組んでほしい。皆さんの大学生活が実り豊かなものとなるように、我々教職員は皆さんを全力でサポートする。皆さんの輝かしい未来と新潟医療福祉大学のさらなる発展を目指して、共に歩んでいきましょう」と新入生に向けて言葉を贈った。
新入生による誓いの言葉では、新設された鍼灸健康学科に入学する澤村和一(わいち)さんが新入生代表として登壇し、「スポーツに関わる仕事をしたいと強く思った。これまでの経験や自らの資質を考えると、選手というより支える側が向いているのではないかと考えるようになった。アスリートは一つの怪我で引退に追い込まれる可能性がある」と話した。
また、「子どもの健全な成長や、健康的に暮らしていきたいと考える高齢者に運動は欠かせない。心も身体もケアできる鍼灸師になることが、私の夢。実りある大学生活を送るとともに、新たな仲間たちと切磋琢磨し、優れたQOLサポーターとなれるように日々努力していく」と西澤学長へ宣言した。