新潟県胎内市で野鳥2羽から高病原性鳥インフルエンザ検出、新発田市でも簡易検査で陽性反応

新潟県によると、3月24日と4月3日にそれぞれ胎内市で回収され検査で陽性となっていたハシブトガラス2羽の死亡個体から、環境省の遺伝子検査でいずれも高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出された。今期において野鳥から鳥インフルエンザが検出された事例は、それぞれ県内14例目と県内15例目となる。

14例目は4月3日に回収され、4日に簡易検査でA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されていた。15例目は3月24日に回収され、28日に簡易検査では陰性となったものの、4月5日に行った遺伝子検査でA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認された。

いずれの死亡個体も、回収地点は、同市の養鶏場で家禽の擬似患畜が確認されたことからすでに3月に野鳥監視重点区域内(半径10キロメートル圏内)に指定されていた区域である。

これに伴い、県は新たに野鳥監視重点区域にて状況調査を実施し、結果を公表していく。また、区域内の養鶏場へ対して改めて異常がないことを確認して、県内の全養鶏農場に野鳥や小動物の侵入防止などの防疫対策の再徹底を指導したという。

また、4月5日に新発田市で回収されたハシブトガラス1羽の死亡個体からも、簡易検査でA型鳥インフルエンザウイルスの陽性を確認した。県内16例目となる。こちらは高病原性鳥インフルエンザとは確定していないものの、環境省は回収地点の半径10キロメートル圏内を野鳥監視重点区域に指定して監視を強化する。

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