【長岡新聞】長岡の魅力を全国にラッピングトラックでPR
長岡花火と長生橋。長岡特産品に日本酒。そして、移り行く長岡の春夏秋冬を艶やかにラッピングしたトラックのお披露目・出発式が3月28日、アオーレ長岡ナカドマで行われた。
ラッピングトラックを制作したのは、奈良県奈良市に本社を置くフジトランスポート株式会社。同社は2009年2月に長岡市中之島流通団地に長岡支店を開設している。地域貢献活動の一環として始めた長岡市のPR用ラッピングトラックは、ニシキゴイをラッピングした2021年に続いて3台目となる。
今回は、長岡ゆかりの若手漫画家「ちくわ。」さんにイラストを依頼し、同氏のオリジナルキャラクターを使った。長岡の魅力を満載して、ふるさと納税や移住定住のPRで全国各地を走り回る。
同社の川上泰生・統括営業本部長は「先回の、ニシキゴイを載せたトラックは全国で大変好評を得た。これからの季節は、観光シーズンを迎え人出も増えてくる。全国各地を走り回って長岡の魅力を多くの人にPRしたい」と意気込んでいる。
「ちくわ。」さんは「長岡の高校を卒業したこともあり長岡市への思い入れは強い。市から依頼が来たときは光栄に思った。少しでも長岡の魅力PR二貢献できたならうれしい」と話した。
同社では、全国各地の有名な伝統工芸品や観光などをPRするため、現在まで述べ53台のラッピングトラックを運行している。しかし、漫画キャラクターを用いたラッピングは今回が初めての試み。大きな反響を呼ぶものと、期待が膨らんでいる。
【ちくわさん。】
新潟県見附市出身の漫画家、イラストレーター。現在25歳。長岡向陵高校、新潟大学卒業。大学在学中にプロデビューした。2021年「電撃だいおうじ」(KADOKAWA)で長岡市を舞台にした「からふるキューシ-ト」を連載した。随所に長岡広陵高校、長生橋が登場する。どう連載のキャラクター(女子高生4人組)が今回のラッピングトラックに採用されている。
【長岡新聞 2023年4月6日付】