【NIIKEIキシャメシ】4月11日 新潟市南区 田園風景を一望できる癒しの空間 カフェで味わうスープパスタ
食事に大切なことは料理の質だけではない。
新潟市南区。長閑な田園地帯に「牛のコーヒー」は所在する。店舗内には、ゆっくりとした時間と清潔な空間があった。喧騒に怯える事はなく、ただゆっくりと過ごせる場所。
「食の質」と「空間の品質」は、食事において重要だ。
メニューを物色していると目に留まったのは、「夕焼けのパスタ(夕方限定)」(税込1.000円)という何とも魅力的な名前。時間は14時。際どい時間ではあるが、注文してみると店主は快く了承してくれた。
暫し待つと、少し赤く染まったスープの中にあさりとベーコンと海老が入ったスープパスタが到着した。少し辛そうな見た目だが、見た目ほどの辛さはなく、素材の旨味が溶け込んだスープが口の中に広がった。
しっかり満足できる量のパスタと旨味の効いたスープが胃を満たしてくれた。
加えて、気分が乗ったので奮発して、深煎りの「苦いコーヒー(税込400円)」と「喫茶店のプリン(税込450円)も追加注文。ちなみに、浅煎りの「甘いコーヒー」(税込400円)もある。
コーヒーのほかにも、「ファジーネーブル(税込450円)」や「自家製ジャムのジンジャエール(税込500円)」などもある。
「牛のコーヒー」の名前のとおり、コーヒーは絶品で「苦いコーヒー」と書いてはあるものの、喉通りがよく爽やかな苦みが特徴だった。プリンは上品な食器の上にシンプルな飾りつけで、甘ったるくない。黒味が強いカラメルソースが味を引き締めていた。
ついつい時間を忘れて過ごしてしまう。
窓際の席からは田んぼが一望でき、これから始まる田植えの様子や、秋には収穫の様子が目の前で見れるようになっている。
仕事の合間に「食」と「空間」を堪能した。再度、来店しようと思う。
牛のコーヒー
新潟県新潟市南区大別當 949-1
営業時間 11:00~18:30 定休日 月曜 第3火曜日
(編集部・K)