【臨床研修医数】令和5年度に過去最多の147人 県内すべての臨床研修病院で確保

新潟県の花角英世知事

新潟県の花角英世知事は12日、新潟県庁で定例会見を行い、令和5年度の臨床研修医数が過去最多となり、県内すべての臨床研修病院で研修医を確保したことを発表した。

新潟県は、医療現場で不足が続いている臨床研修医の確保に取り組み、新潟大学医歯学総合病院をはじめとする臨床研修病院において、臨床研修の魅力向上を図るなどの取り組みを進めてきた。また、県独自の研修コース「イノベーター育成臨床研修コース」の設置や、臨床研修病院や市町村との協力の下で海外留学支援制度を創設するなど、積極的に臨床研修医の確保に取り組んできた。

その結果、令和5年度の臨床研修医数が過去最多の147人となり、これまでの最多であった平成30年度をの127人を20人上回った。なお、臨床研修医147人のうち、イノベーター育成臨床研修コースが21人、海外留学支援制度利用者が5人。県内に20ある臨床研修病院すべてで研修医を確保した。

花角知事は、「(臨床研修医が)非常に増えたことについては歓迎すべきこと。臨床研修に入っていただくと、多くの場合そこに定着していただく可能性が高くなる。新潟県の医師不足に対しては、効果が出てくる可能性が高いと思っている」と話した。

続けて、花角知事は、「欲を言えば、もう少し研修医を増やしていきたいというふうに思っている。臨床研修医がさらに確保できるように関係者と一緒に努力していきたい」と意気込んだ。

新潟県は今後も、医療現場における人材不足の解消に向け、引き続き臨床研修医の確保に取り組んでいく。

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