【動画あり】スピード違反を自動撮影し後日出頭要請!新潟県内でも導入が始まった「移動式オービス」、狭い通学路でも活躍
新潟東警察署と新潟県警交通指導課は4月14日、「通学路における全国一斉取締まり」に合わせ、新潟市立桃山小学校付近の市道上において、速度違反自動取締り装置(通称「可搬式オービス」「移動式オービス」)を用いた速度違反取締りを行った。
従来の速度違反取締りでは、現場で違反車両の取締りや取調べを行うことから、他車両の通行に影響を及ぼすこともあり、ある程度のスペースが確保できる場所や路線に限定されるなどの一定の制約があった。
速度違反自動取締り装置は、制限速度を超えて走行している車両を感知すると、対象車両の速度を測定し、車両や運転手の撮影などを行う。その際、警察官による車両の停止がない場合もあり、そのときは後日、撮影された写真を元に電話や封書などによる手段で管轄する警察署などから車の所有者宛に出頭要請の連絡がある。同装置を使用することにより、取締りのスペースが確保しにくい道路での取締り活動が可能となる。
現在、新潟県内で運用されている速度違反自動取締り装置は、県警が保有する一台のみ。今後、さらなる取締り強化のために導入台数の増加なども含めて検討していくという。
新潟東警察署の小池敦交通課長は、「子供が通る道路なので、皆さんが速度を抑えて運転していて良かったと思う」と同日の速度違反取締りについての所感を語った。
続けて、「生活道路や通学路などでは速度を抑えて走ってほしいし、当たり前の話ではあるが、前後左右をしっかりと確認して運転してほしい。加えて、自転車などの交通規範をしっかり守ってもらえると交通事故防止に繋がるので、お願いしたいと思う」と交通安全を呼び掛けた。