【決算発表】アークランズ(新潟県三条市)、ホームセンター既存店は新型コロナ関連需要の一巡などで伸び悩み
アークランズ株式会社(新潟県三条市)は4月14日、2023年2月期決算(連結)を発表した。
売上高は3,134億8,700万円、営業利益は189億1,100万円、経常利益191億7,600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益96億6,300万円となった。
なお、同社は「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)を当連結会計年度から適用している。また、前連結会計年度である2022年2月期は決算期変更に伴い、12か月8日決算となっており、前連結会計年度は、同社と連結子会社アークホーム株式会社(旧 株式会社アークスタイル)は2021年2月21日から2022年2月28日まで、連結子会社株式会社ビバホームは2021年1月1日から2022年2月28日までとなっている。
このため、収益の会計処理かつ前連結会計年度が異なることから、経営成績に関する説明において、増減額と前年同期比(%)を記載しなかった。
セグメント別の業績は次の通り。
小売事業
ホームセンター部門の売上高及び営業収入は、2,510億5,700百万円となった。昨年9月にオープンしたスーパービバホーム八王子多摩美大前店が寄与する一方、既存店売上高は、新型コロナウイルス関連需要の一巡などにより伸び悩んだ。
その他、小売部門の売上高および営業収入は、93億3,400万円となった。
その結果、小売事業の売上高及び営業収入は2,603億9,200万円、営業利益は97億5,900万円となった。
卸売事業
卸売事業の売上高及び営業収入は57億9,800万円、営業利益は7億5,800万円となった。
外食事業
外食事業は、主力のとんかつ専門店「かつや」(国内)のFCを含む店舗数が純増15店舗の450店舗、「からやま」・「からあげ縁」(国内)も純増4店舗の171店舗となるなど、積極的な事業展開を行った。
その結果、売上高及び営業収入は471億8,000万円、営業利益は49億4,900万円となった。
不動産事業
不動産事業の営業収入は129億7,100万円、営業利益は34億1,300万円となった。
その他
その他には、フィットネス事業「JOYFIT」5店舗および「FIT365」4店舗を含んでいる。フィットネス事業は徹底した新型コロナウイルス感染症対策に努めた結果、売上高および営業収入は8億5,700万円、営業利益は2,800万円となった。
今後の見通し
アークランズによると、2024年2月期の連結業績見通しは、売上高3,200億円、営業利益201億円、経常利益200億円、親会社株主に帰属する当期純利益131億万円を見込んでいる。