【決算発表】セイヒョー(新潟市北区)、自社ブランド氷菓やOEMのアイスクリーム製品が好調に

株式会社セイヒョー

株式会社セイヒョー(新潟市北区)は4月14日、2023年2月期決算(非連結)を発表した。

売上高は41億9,200万円、営業利益は1,100万円(前年同期比△79.7%減)、経常利益は3,200万円(前年同期比△52.8%減)、四半期純利益は2,000万円(前年同期比△67.5%減)となった。

主力のアイスクリーム部門においては、自社ブランド品の新規取引先の開拓や既存取引先への拡販活動を重点的に実施し、堅調に推移した。

損益面については、原材料価格やエネルギーコストの高騰や、アイスクリーム類を製造する新潟工場において、製造設備入替時の不具合や第3・4四半期会計期間の機械トラブル等に伴う製造ロスが発生したことなどが影響した。

なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当事業年度の期首から適用しており、当事業年度に係る各数値は対前期増減率は記載していない。

部門別の売上高は次の通り。

 

アイスクリーム部門

当事業年度のアイスクリーム部門の売上高は、28億9700万円となった。自社ブランドの氷菓製品およびOEM受注のアイスクリーム製品の販売などが好調に推移した。

 

仕入販売部門

当事業年度の仕入販売部門の売上高は、7億200万円となった。主に新しい生活様式の実践による行動変容の影響や食品量販店などの取引先が仕入ルートをメーカーとの直接取引等に変更したことによるもの。

 

和菓子部門

当事業年度の和菓子部門の売上高は、3億5,500万円となった。和菓子部門の主力製品である新潟銘菓の「笹だんご」は横ばいで推移したものの、大福のOEM受注が大きく増加した。

 

物流保管部門

当事業年度の物流保管部門の売上高は、2億3,700万円となった。主に生活様式の変化に伴い冷凍食品の入出庫が増加し、コロナ禍であったものの荷動きが回復したことによるもの。

 

通期業績予想と実績との差異について

また、セイヒョーは14日、1月12日に公表した2023年2月期(2022年3月1日~2023年2月28日)の業績予想と、14日公表の実績値に差異が生じた理由についても発表した。

セイヒョーによると、アイスクリーム類を製造する新潟工場において、高稼働率の生産体制を維持し、機械トラブルにより減少したOEM売上の巻き返しを図ってきた。この結果、売上高の実績値は予想を上回る41億9,200万円となった。

また、新潟工場において自家消費型太陽光発電設備導入に伴う補助金として補助金収入800万円、OEM製造のための設備投資支援金として設備負担金収入800万円を営業外収益として計上していることも予想を上回る理由となった。

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