桜まつりの最後を飾る「分水おいらん道中」、華やかな姿で1,000人近い観客を魅了【新潟県燕市】

練り歩く3人の花魁役

新潟県燕市で4月16日、春の恒例イベント「つばめ桜まつり 分水おいらん道中」が開催され、華やかな着物を纏った花魁役が観客を魅了した。

大河津分水路の堤防には、その工事の記念樹として2,600本の桜並木がつづいている。今年で78回目を数える「分水おいらん道中」は、観桜客のために地元有志が始めた仮装行列が始まりとされる。

感染症禍の影響から2020年、2021年と中止、昨2022年に入場者数を管理した屋内限定開催で復活。今回は入場制限を廃して4年ぶりの屋外開催を予定していたが、16日は悪天候のため舞台を分水総合体育館に移しての開催となった。お披露目は昼と午後の2回に分けて実施され、入場制限のあった昨年の倍近い計約1,000人の観客が集まった。

「信濃」「桜」「分水」の3人の花魁役は、絢爛な着物姿で付き人役とともに練り歩きながら、独特な歩法である外八文字を披露。観客は直近でじっくりと鑑賞したり、その艶やかな姿を写真に収めようとカメラを向けていた。

 

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