【独自】「2期目はやりたいことをやってください」と支援者から声援 無投票再選の藤田明美市長が抱く加茂市政への想い【新潟県加茂市】

新潟県加茂市の藤田明美市長

任期満了にともなう新潟県加茂市長選挙が4月16日告示され、現職の藤田明美氏(52歳)が無投票での再選を決めた。藤田氏は再選決定から一夜明けた17日、にいがた経済新聞社のインタビューに応じ、現在の気持ちと加茂市政2期目への意気込みを語った。

 

——再選決定から一夜明けましたが、率直なお気持ちをお聞かせください

藤田氏 朝は通常の月曜日の朝を迎えたが、やはりこれから2期目が始まるということで、やりたいことが出来るようになるという思いと、ますます市民の皆さんに寄り添って市政運営をしていきたいという思いが強くなった。

 

——再選を受けて支援者からはどのよう声がかけられましたか

藤田氏 今回の選挙は無投票となりましたが、あらためて多くの方に支えていただいて、その結果が無投票となったという思いがあり、皆さんに感謝したい。

また、お祝いの言葉と同時に、「2期目はやりたいことをやってください」という声が結構あった。多分、1期目に我慢していたという印象があったのかなということが伝わってきた。

(1期目は)財政が厳しかったことがあり、2期目はもっと独自色を出して欲しいという声が多く聞かれた。加茂市なりの特色をもっと出していけるような2期目にしたいと思っている。

 

——支援者の皆さんからの声のように、自身も1期目は我慢だったという印象ですか

藤田氏 はい。1期目は財政の建て直しと、やはりコロナ禍だったということがあり、市民の皆さんの生活を守るということを第1にあげていた。2期目はそれに加え、子育て支援や教育の分野で特色を出していければと思っている。

 

——無投票で再選が決定したことについてどのように捉えていますか

藤田氏 本来であれば選挙があって、市民の皆さんが、誰が市長になるべきかを選ぶことが加茂市の将来のためにはいいと思う。ただ、無投票となったことは、多くの方が支えてくださった結果、相手候補が出てこなかったということにもなるのかなと捉えている。

 

——これからの4年間の意気込みをお聞かせください

藤田氏 (1期目では)人口減少対策や少子化対策というものは、本格的に取り組むことが出来なかった。ただそれを解決しないと、どの課題も解決できないというところがあるので、少しでも食い止めるような取り組みを進めたい。

あとは、公共施設や小中学校も含めて、再編・再配置に向けての取り組みを進めていきたいと考えているところ。その中で、持続可能な市政運営ができるように足場を固めていきたい。

 

——2022年12月に弊社に寄せていただいた「市町村長リレーコラム」の中で、4年前の出馬を振り返られて「チャレンジしなかったら(今までの言動が)嘘になる」との当時の想いを語られていました。2期目となる市政への「チャレンジ」の気持ちをお聞かせください

藤田氏 この2期目というのは、加茂市にとって将来を決めることが多くなると思っている。そのためには、これまでの発想にとらわれない大胆な改革や、予算の選択と集中を行っていかなければならないところがある。そういう意味では、加茂市としては、大きなチャレンジになっていくと思う。

どうしても市民の皆さんの中で賛否が分かれることが増えてくるとは思うが、そこをいま決断しないと加茂市の将来に明るい希望が持てる未来を残すことができない。

そのためには新しいチャレンジをしていかなければならない。どのような意見が出ても未来に責任をもってチャレンジしていく時だと思っている。

 

(インタビュー・文 中林憲司)

 

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