【独自】「点から線のサービス」を展開する地方中小企業を助けるグローカルマーケティング(新潟県長岡市) TOKYO PRO Marketへの上場目指す

グローカルマーケティング株式会社の今井進太郎代表取締役

地方中小企業のマーケティング支援を行うグローカルマーケティング株式会社(新潟県長岡市)は2006年に創業した。現在、TOKYO PRO Marketへの上場を目指している。

「マーケティングとは、ズバリ売れる仕組みづくりだ」と話す同社の今井進太郎代表取締役。今井代表は、新潟県立長岡高校から慶應大学経済学部へ進学したエリート。父親が企業経営者だったことも関係し、慶應大学在学中に中小企業診断士1次試験に合格した人物だ。その後、社会人時代に2次試験に合格し、中小企業診断士として20代で起業した。

同社は全国に支店があり、全国の約1,500社と取引する。広告だけでなく、ライン登録やダイレクトメール送信などの点から線へのサービスを提供することで、マーケティングの仕組みづくりを支援している。貴重な支援を提供しており、今後も地域の中小企業を支援し、地域経済の発展に貢献していくことが期待される。

今井代表は、「みなさん企業さんは『広告を出して終わり』など点で終わっている。弊社は点から線へのサービスを行なっているのが特徴。また、PDCAサイクルを回すこと、つまり仮説・検証・実行が大事だ」と語った。

具体的には、同社独自の書き込み式チャートのサクセスマップを作成する。何を誰にどのようにアプローチするかを決める。それには、段階的に認知、集客、見込客育成、販売、ファン化が必要になると今井代表は説く。

地方の中小企業は、大手に比べてマーケティングや広報などの面で劣ることが多い。このような中で、グローカルマーケティングが地域の中小企業を支援することで、地域経済の活性化につながることが期待される。

今後の展開について今井代表は、「日本は課題の宝庫。特に企業面では採用に困っている会社が多い。また、社長などの世代交代も進んでおり、事業継承も課題になっているので、その面も展開していきたい」と話していた。

長岡市の本社の様子

同社が出版しているマーケティングの本

 

(文・撮影 梅川康輝)

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓