【NIIKEIキシャメシ】4月19日 ソース後かけのやきそばに挑戦!自分で味付けする楽しさと美味しさ
今日は村上市で取材。そして、NIIKEIキシャメシ担当DAY。「村上×グルメ」で検索していたら気になる記事にたどり着いた。
村上のソース焼きそばは茶色くない!?老舗の焼きそば店をハシゴ!/村上市
記事を読むと、「村上のソース焼きそばは、自分でソースをかけて味付けするんです!」とある。
これは気になる。今日のランチはここだ!・・・と思ったが、1つの不安がよぎった。
グルメ記事を読んでそこに足を運び、同じ食べ物のグルメ記事を書くことになるけど、これってどうなの?と・・・。
しかしその時、「考えるな。感じろ」と心の声が聞こえた。
そうだ。「NIIKEIキシャメシ」はグルメ記事ではない。単なる記者の昼飯の記録だ。食べたいと思ったものを食べてそれを記す。ただそれだけのこと。
読者の目なんて気にしない。読まれなくても結構だ!
・・・でも気になったら読んでくれてもいい。
でもまぁ読んでくれたら嬉しい。
できれば読んで欲しい。是非読んでください。
伺ったお店は村上市の安良町にある「麺工房 なべなか」。城下町の風情ある町並みが残る村上。この店もそんな街並みに溶け込む和の佇まいだ。期待が膨らむ。
店内はテーブル席、座敷席、カウンター席がある。全部で20席ほどありそうだ。落ち着いた雰囲気の店内だ。特産品である鮭を模した飾りが吊るされているのが村上っぽくていい。
はじめから注文するのは「やきそば」と決めていたが、一応、メニューをチェック。やはりメインはやきそばのようだが、ラーメンもある。あと、クリームあんみつ、ぜんざいもある。
そして目当ての焼きそばは、種類が豊富だ。やきそば、野菜たっぷり焼きそば、辛みそやきそば、ナポリやきそば、カレー焼きそば。どれも安い。
「茶色くないやきそばを見たい」という当初の目的があったこともあり、今回は、野菜たっぷりやきそば税込680円を注文した。
「ソースと酢をかけてお召し上がりください」といって運ばれてきた野菜やきそば。
写真からもわかる通り、やきそばと付いてくるスープから立ち昇る湯気がすごく、食欲がそそられる。そして、皿がデカイ。これで普通盛りの量。食べ応えがありそうだ。
事前の情報の通り、やきそばが茶色くない。見た目は「塩やきそば」だ。
なにもかけずにこのまま食べてみると、塩コショウの薄めの味。好みによってはこのままでもいける人もいると思う。
テーブルに乗っているソースと酢。これをお客自信が好きなようにかけて食べる。いざ。
村上のやきそば文化の醍醐味「ソース後かけの儀」。どれくらいが丁度いいのか全くわからない。
ソースかける、混ぜる、食べて味を確認。なるほど!またソースかける、混ぜる、食べて味確認。なるほど!!酢もかける・・・なるほどなるほど!!!
自分好みの比率を探っていくこの作業は楽しい。ソースや酢はさらっとしているが、やきそばの細麺にしっかりと絡む。とくにソースの味が自分好みで、ついつい味濃いめを求めてしまう。
ソースと酢のかけ具合にきっと正解はない。個人の好みに合わせてかければいい。そして味の変化の過程を楽しむ。村上のやきそばは、そういう食べ物なのだ。
ごちそうさまでした。(スミマセンお店の人。ソースを若干かけ過ぎて余らせました)
こんな楽しくて美味しい食べ物が村上にあったなんて知らなかった。
やきそばの満足感からか、テンションが上がり村上城跡(標高135m)を登りたくなり、山頂を目指した。麓の駐車場から山頂までは20分~30分と書いてある。食後の散歩にはちょうどいい。
山頂の城跡からは、快晴に恵まれた村上市が一望できた。海、山、川の豊かな自然がまちを包み込んでいた。
ちょっと変わったやきそば文化がある村上。まだ知らない食文化が他にも眠っていそうだ。
(編集部・N)
麺工房 なべなか
住所:新潟県村上市安良町1−5
電話:0254-52-3045
営業時間:11:00〜14:00
定休日:木曜日
【グーグルマップ 麺工房 なべなか】
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