新潟県燕市のデザインコンクール受賞企業が花角英世知事へ表敬訪問、花角知事「これからも新潟経済のエンジンとして活躍を」【動画あり】
新潟県燕市物産見本市協会が主催する「ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール」の2023年度受賞企業が4月20日、新潟県の花角英世知事を訪問し、今年も受賞製品を紹介した。
同コンクールは、燕市で生み出される様々な製品に対し、デザインや経済、市場の専門家の視点による評価をすることで、産地としての競争力の向上や持続的発展を目指すイベント。第46回目となる今回は、市内34社から64点の応募があった。
20日は花角知事の元に、刃の無いおろし金「トミタ式おろし金」でグランプリの経済産業大臣賞に輝いた株式会社トミタの冨田雅俊代表取締役をはじめ、受賞した14社の代表者と、燕市の鈴木力市長が訪れ、それぞれの受賞製品の創意工夫を力説した。
「毎年(受賞製品の報告が)楽しみになっている」と話す花角知事は、今年も各製品を一つ一つ実際に手に取って解説に耳を傾けた。「トミタ式おろし金」をはじめ、同市が得意とするキッチンウェアやキャンプ用調理器具などの解説の場面では、具体的な利用シーンや可能な料理法などを細かに質問していた。
また、「若monoデザインコンペティション燕」から製品化し外部のデザイナーと協力した「HANAKUBARI」や、今年のドイツ「iFデザイン賞」も受賞した、間伐材を材料とする「くみ木の絵本 おかえりどうぶつはうす」など、既存の燕のイメージに留まらない「ものづくり」も多く並んだ。
花角知事は「高付加価値化や、多くの人から喜ばれるものを作っていこうという弛まぬ努力に改めて敬意を表する。それが燕という地域の原動力だと思う。引きつづき、新潟の経済のエンジンとして活躍していくことを期待したい」と話した。
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