居酒屋など展開の「ぜんていグループ」(新潟県加茂市)が創立35周年記念の限定メニュー、売上の一部を地域へ還元

村将軍の渡邊久二代表取締役

県内で飲食店の「ぜんていグループ」を展開する有限会社村将軍は4月21日に記者会見を開き、創立35周年を記念した企画を発表した。28日から同グループの展開する居酒屋や焼肉店で限定ランチを提供し、その価格の10%を子ども食堂へ寄付する。提供期間は、5月31日まで。

ぜんていグループは加茂市で創業。現在は新潟市や三条市などで居酒屋「ぜんてい」をはじめ、焼肉店なども展開する。

今回は35周年を記念した特別メニューを提供する。ぜんていでは、各店からアイデアを募り春らしい旬の素材を使った和食ランチ3種を企画。地元・加茂市の山菜や田上町名産のタケノコ、佐渡沖産アサリなど、県産食材をふんだんに使った。

一方、焼肉店「うし公」、イタリアンの「VG」でもそれぞれ限定ランチが登場。男性客の心を掴むローストビーフ丼や、具沢山の生パスタなどバラエティ豊かなメニューを揃えた。

限定ランチの一つ「県産筍と桜海老のセイロ蒸しご飯とミニわかめ冷麺セット」

焼肉店のうし公で提供する限定ランチ

また、今回の限定ランチの税抜売上の10%は、各店舗の立地する地域の「子ども食堂」へ還元する。今後子ども食堂と相談し、寄付方法などを検討していく予定だ。「若者に成長してほしいし、寄付がまちづくりに繋がる。私も両親が共稼ぎで夜遅かったし、貧乏で美味しいものを食べた記憶もない。現代でも苦労している人は多いと思う。少しでも力になることができればと考えた」と村将軍の渡邊久二代表取締役は話す。

グループ各店では新型感染症禍の落ち着きとともに徐々に客足が戻りはじめ、新潟LEXN店など、今年3月の売上が2020年同月以前と比較しても増加しているところもあったという。一方で、完全な回復とは言い難く、また飲食業界の人手不足も根深い課題として立ちはだかる。今回の企画を起爆剤にしていきたい考えだ。

渡邊代表は「35周年記念としてもっと愛される会社にしたい。県で一番でなくてもいい、街で一番になれるよう利用者と心を通わせることができれば」と力を込めた。

村将軍の渡邊久二代表取締役

 

【関連リンク】
ぜんていグループ webサイト

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓