新潟県が対話型AI「チャットGPT」活用に前向き 活用法は「会見の回答」花角知事が笑いを誘う

新潟県の花角英世知事

新潟県の花角英世知事は4月26日、新潟県庁で定例記者会見を行い、県庁内の業務に対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の活用を検討していることを明らかにした。

花角知事は、新潟県庁の業務での「チャットGPT」の利用について、外部からの問い合わせに対しては直接的に利用することは考えていないと述べた一方で、内部業務への活用について、現在、知事政策局を中心に議論を進めていると説明した。

花角知事は、「新しい革新的な技術は、我々の生活を便利にして、業務を効率化し、プラスの部分があると思っている。一方で、マイナス面もあるかもしれないが、十分に見極めながらプラスの部分を活かせるように取り組んでいきたい」と話した。

また、「どんな業務で活用できそうか」との記者からの質問に対し、花角知事は、「会見での回答」と答え、記者から笑いが起こる場面があった。

「チャットGPT」めぐっては、政府や全国各自治体で活用を模索する動きが活発化している。政府は、国会答弁などの行政分野で活用を検討する方針を示しており、また、新潟県内の自治体では、長岡市の磯田達伸市長が4月25日の記者会見で、市役所内の業務に積極的に活用を検討していく方針を示した。

一方、行政機関での「チャットGPT」活用については、情報セキュリティの観点や正確性などの観点から課題を指摘する声があり、今後の活用方法や制度設計などに注目が集まる。

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