市民プロデュース講座でコリアンダンス 新潟県長岡市のまちなかキャンパス長岡で

軽やかな様子で踊るコリアンダンス

ゆっくりとしたテンポに色とりどり鮮やかなロングスカートを穿き、優雅に踊っている姿が印象的だった。踊っているのは、新潟県長岡市にある「まちなかキャンパス長岡」で4月25日に行われた市民プロデュース講座「誰でも気軽にストレッチ!ゆっくりコリアンダンスを踊ってみよう」に参加した新潟県長岡市内を中心とした地域から集まった8人である。コリアンダンスは、誰でも気軽にできるストレッチのような動きが特徴で、ダンスとしてだけではなく、健康維持や綺麗な姿勢を保つのにも、とても効果がある。インストラクターは、長岡市に在住で、薬膳や手ツボなどの指導も行っている横山蓮喜さん(65歳)である。

横山蓮喜さんが実際の踊り方を見せながら指導する

横山さんは感染症禍による自粛中に、動画配信やオンライン講座などでコリアンダンスの存在を知った。その後、一緒にオンラインで太極拳を学んでいる友人たちにそのやり方と魅力を伝えたことがきっかけで、今回の講座の企画を思いついたという。一見、ゆっくりとした動きのなかにも、手の使い方や足の使い方などに細かい動きがあり、「回転するときの足の動かし方が難しい」など、参加者の声が聞こえた。そのような中、横山さんは、「コリアンダンスは日本舞踊などにように決められた動きがそんなにない。各人がやりやすいように踊ることができる」ことを指摘し、「頭で考えて踊ると難しいので、他の人の動きを真似て覚えるのが良い」と指導した。コツをつかんだ後、韓国の民謡「アリヤン」と日本の民謡「ふるさと」の曲に合わせてゆっくりと踊った。「1回の授業では(習得は)足りない。何回も練習して体で覚えることが大切」と横山さんはいう。

受講者として参加した新潟県長岡市内在住女性(63歳)は、「コリアンダンスは初めて。どんなものかということに、興味津々で参加した。とても楽しかった。機会があれば続けてみたい」と感想を述べた。同じく新潟県長岡市内から参加した70代の女性は、「他にも運動をしているが、GWに入り、どこも休みに入ることや、まちなかキャンパスで講座の多い時間帯である夜であることから、いままで参加するのが難しかった。今回は昼間にやっていたので参加した。楽しい」とした。他にも、「姿勢が悪いんで来てみたが、ゆっくりな動きが意外と難しかった」といった感想や「鮮やかなスカートを穿いたとたん、(気持ちが)明るくなる」等といった感想も交わされた。

同キャンパスの市民プロデュース講座は、元々講師経験のない市民が講師として新たなチャレンジをするために企画を募集されたものである。企画そのものは、同まちなかキャンパスの窓口で受け取ったり、インターネットからダウンロードしたりできる所定のフォームに記入し、同キャンパスの窓口に提出するだけで、採用されれば市民誰でも企画・運営することができるようになっている。今回、実際に講座を企画してみて横山さんは、「楽しかった。月に1回くらいのペースで継続していきたい」と語った。

「コリアンダンスは、誰でも気軽に始められる」と話す横山さん

コリアンダンスのレッスンを受けた受講生たち

 

(文・撮影 湯本泰隆)

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