新潟県三条市、副市長に注目の若手経産キャリア・上田泰成氏を招聘、期待されるのは?
4月27日、三条市は新たな副市長に経済産業省の若手キャリア官僚・上田泰成氏を選任したと発表した。
上田氏は平成3年生まれ。同志社大学法学部卒業後、文部科学省の初等中等教育局で義務教育関連の業務を担当した後、平成30年には経産省に移り、不正競争防止法の法律改正をはじめとした知的財産政策や、政府全体の取組として成長戦略実行計画の策定に係わった。
2021年6月に商務情報政策局コンテンツ産業課課長補佐に就任し、ゲーム産業全般、eスポーツ、メタバース(仮想空間)、ブロックチェーン、NFTなどを推進する業務などを行った。特に近年のデジタルコンテンツに関する業務については、eゲームスやメタバースなど大きなカルチャーとして根付き始めたコンテンツに対し、それを国が後押しするという流れをつくった立役者でもあり、日本の「勝ち筋」としてデジタルコンテンツを推進する旗手のひとりでもある。
27日の三条市議会一般質問では、副市長に上田氏が選任されたことに関して2人の市議から質問が飛んだように、既に地元でも注目度は高いようだ。
滝沢市長は答弁のなかで「培ったネットワーク等を活かし、三条市と中央省庁との強固なパイプを築いてほしい。行政のDX化推進なども期待している」などと期待を込めた。
行政が旗を振って地元三条市にコンテンツ産業やクリエイターエコノミー推進の流れが生まれることも期待したい。
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国としてeスポーツやメタバース、Web3.0へどう向き合うのか―経産省・上田氏インタビュー(e-Sports Business.jpの記事から)