北越工業(新潟県燕市)が業績予想と配当予想の修正を発表 売上高は前回発表から45億円増
北越工業株式会社(新潟県燕市)は4月28日、2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の通期連結業績予想および配当予想についての修正を発表した。
売上高は445億円から490億円に(45億円増、増減率10.1%)、営業利益は前回52億5,000万円から48億4,000万円に(4億1,000万円減、増減率△7.8%)、経常利益は前回54億円から53億8,000万円(2,000万円減、増減率△0.4%)にそれぞれ修正した。
北越工業グループの業績は、販売面では、前年度から続く北米向け受注の更なる増加により、出荷が大きく伸長したことに加え、為替の円安効果もあり、売上を大きく伸ばした。また、国内の建設工事需要の高まりを背景に高所作業車の出荷が堅調に推移した結果、通期の売上高については、前回発表予想を上回る見込みとなった。
利益面では、受注増加により工場の操業度が向上したことや、円安効果も重なったことで、ある程度の損益改善を見込んでいたものの、鋼材を中心とした原材料コストの急速な増加が下押し要因となり、営業利益、経常利益とも前回発表予想を下回る見込みとなった。
一方、1株当たりの配当金の予想については、期末配当が前回予想20円から30円に修正した。年間配当金の合計では、前回予想35円から45円に修正した。