【NIIKEIキシャメシGW特別編道の駅特集】4月30日 花々を眺めながら食べる道の駅保内(新潟県三条市)のチキンカレー
世間的に大型連休といえど、メディアには関係の無い話。むしろ「行楽シーズンに合わせてキシャメシも道の駅を特集しよう」などという話になる。縛りがついたらそれはもう当初の趣旨から外れているのでは? と思わなくもない。
幸いにも、筆者が担当することの多い県央地区は道の駅には事欠かない。よね蔵グループが入ってリニューアルした「国上」か、あるいはイタリアンのBitが出店している「地場産センター」か……。悩んだ末、春を迎えて造園が見頃であろう「庭園の郷 保内」(新潟県三条市)へ向かった。
実を言うと、「保内」にあまりグルメのイメージは無かった。良く言えば開拓しようという意気込みで、悪く言えば「たしか食べるところぐらいはあったよな……」ぐらいの感覚で行ったので、けっこうちゃんとした食堂があって安心した。というか、庭園の奥にも立派なイタリアンレストランがある(あとで確認したら弊紙にオープン時の記事があった)。ここでも悩み、より「道の駅っぽい」施設内の食堂で「手づくりチキンカレー」(750円)を注文した。
出てきたのは写真の通り、けっこう本格的な雰囲気漂うカレー。しかし予想に反し、辛さはかなり抑えめだ。サラリとしたルーは刻んだ野菜が甘く、ごろっとした鶏肉の旨みが際立つ。出てきた時は少し身構えたが、かなり食べやすくてスプーンが進む。
そう言えば2年前の道の駅リニューアル時、「親子での利用を考えたつくりにした」という話を聞いた。平日限定のこのカレー(実はこのキシャメシは金曜日)も、その考えを汲んだ味なのかも?
そんなことを考えていたら食べ終わってしまった。業務の都合ですでに15時近くなっていたこともあり、少し量が足りない。せっかくなので同じ食堂で売られていたジェラートも頼んでみる。道の駅といえばアイスやソフトクリームだと言っても過言ではない。
ジェラートは6種類ほどあったが、「レモネード」を注文。レモンの皮の食感と苦味がカレーの後味を爽やかにしてくれる。
以前に来た際は、アジサイの小鉢を買って帰った。ちょうど1年前の話である。施設内を見回すと、やはり季節を先取りしたアジサイの色彩が美しい。が、今は仕事中だとぐっと我慢。今度は休日に花を買いに、そしてイタリアンをいただきに来よう。
(編集部・T)
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