NIIKEI編集部発「今週の主なニュース」(4月24日〜30日)

新潟県妙高市の第2「道の駅あらい」がリニューアル。アウトドアに興味のある人や健康志向の人、若手ファミリー層などがターゲット

 

経済

4月24日

【負債総額8,100万円】土木工事業の有限会社原の台企業(新潟市東区)が破産開始決定を受ける

「今年は絶好の年」南波副会頭 新潟商工会議所がトキエアの就航で各地の商工会議所と交流推進

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4月26日

スノーピークの山井太代表取締役が新潟経済同友会の代表幹事に就任

4月27日

道の駅あらい東側エリアの直売所および食堂が4月28日リニューアルオープン アウトドアに興味のある人や健康志向の人、若手ファミリー層などがターゲット

トキエア(新潟市東区)が日本初のエアラインコミュニティ向けNFT、就航地の活性化を目指す

4月27日

【新店舗】ビルボードプレイス(新潟市中央区)に中川政七商店が県内初出店

4月28日

有沢製作所(新潟県上越市)、コーポレート・ロゴを100年ぶりに一新

佐渡汽船(新潟県佐渡市)の新カーフェリー「こがね丸」の内覧会が開催 愛犬と一緒に船旅ができる「1等ウィズドッグルーム」に注目【動画あり】

 

政治・行政

4月25日

【今年は8月4日から6日まで】新潟まつりの第1回全体会議が開催される

4月27日

新潟県燕市が物価高騰支援策を発表、私立保育園への支援や家庭へのクーポン券配布など実施

新潟県三条市、副市長に注目の若手経産キャリア・上田泰成氏を招聘、期待されるのは?

 

社会

4月25日

【アルビ】MF石川青空が来季アルビレックス新潟に加入内定 クラブハウスで会見

4月28日

【新しい風】新潟アルビレックスBBラビッツの新加入選手が会見、新潟医療福祉大学でスポーツ鍼灸体験も

 

編集部ピックアップ

 

4月24日

【週間BOOKランキング】書籍売上トップ3(4月16日~4月22日)ジュンク堂書店新潟店(新潟市中央区)

4月25日

妖精の住む惑星「エサラグーン」が舞台、新潟県出雲崎町を拠点に活動する気鋭の絵本作家・武田悠夢(たけだゆめ)さん

4月26日

【独自調査】200人に聞いた新潟の転職事情 人気のおすすめ転職サービスと良かった点・悪かった点

コジマタケヒロのアルビ日記2023 Vol.8 「敗者の特権」新井直人

4月28日

これはまさに「神技」 パッケージクラフトの第一人者が新潟県上越市に

 

編集後記

 

出雲崎町を拠点に活動している絵本作家の武田悠夢(27歳)さんが創り出す世界は、妖精たちが住む惑星「エサラグーン」である。いろいろな妖精たちが、日々楽しそうに生活をする惑星の名前の由来は、新潟にちなんだものだという。

一方、私たちの住む現実の世界は、物語のようにはいかないだろう。

ここ数日間は、新潟県内でも悪質な事件の報道が続いた。24日には、24歳アルバイトの男がツイッターで知り合った当時17歳の女性に対し、18歳未満であることを知りながら、みだらな性行為をした疑いで逮捕された。また同日、4月下旬に顔見知りの女性に対し、脅迫行為を行った疑いで、48歳の男も逮捕された。男は翌25日、新潟市内の留置所内で20歳代の警察官の男性に対し、執行妨害の現行犯の疑いで再逮捕されている。高齢者を狙った特殊詐欺の事案も落ち着きを見せない。今年4月19日、新潟市南区在住の60歳代女性が被害を受けた還付金詐欺の事件が発表されている。

このように、県内だけの発生事件を見ても、自分よりも低い年齢や立場が弱い相手を狙って行われる犯罪行為が増加してきている。そして、このような事件が報道されるたびに、私たちは同じような事件が起こらないよう、しっかりと地域社会の問題として考え、対策を取っていく必要があるように感じ、一度はしっかりと受け止め、考えるポーズは見せる。

新潟県内の地方選挙が、一応の区切りを迎えた。全体的に、右肩下がりを示す投票率の低さであること、また、場所によっては無投票で、市長や議員が選出された地域もある。地方選は、地域の人々の暮らしに直結している大切なものにも関わらず、全体の雰囲気としては、いまいち盛り上がりを見せていないように思える。「人口減少対策」「育児・教育支援」「財政問題」「福祉対策」「原発問題」と、「論点は一様で、具体的に何をどうしたいのか、そのためにどのように働きかけていきたいのか、各候補者の考え方が、まるで見えてこない」と嘆く声も聞こえる。自分の主張をはっきりと表明できない候補者がいるのだとしたら、それはもう論外であろう。

物語の世界に出てくる平和な惑星と違って、私たちが暮らすこの地域は、日々様々な問題や課題を抱えている。地域を良くしていくためには、そういった問題や課題に対して、一つずつ真摯に向き合い、少しずつ改善させていくしか方法はないだろう。そして、それぞれの地域に、そういった問題や課題と真摯に向き合い、文字通り、粉骨砕身して、問題解決に向けて、努力している人たちがいる。だからこそ、そういう人たちのために率先して上に立ち、指揮を執る立場である地域のリーダー達には、「何を」「どうするために」「どのように」働きかけていくか、ということを、しっかり考えて行動していく能力が求められる。そして、そのようなリーダーを選出し、きちんと議会に送りだすことが、我々住民一人ひとりに与えられた権利であり、責務でもある。その点において、地方自治において、「誰が」するのか、「いつ」するのか、といった要素は非常に大きい。

特定の誰か一人によって創られた「夢のような惑星」に、私たちは住んではいないが、民主主義の力によって、自分たち一人ひとりが、住んでいる場所を「夢のような地域」にすることは、できるはずである。そのことを肝に銘じて、これから新しい4年間を皆で創って行こう、そう願っている。

 

(編集部・湯本泰隆)

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