新潟空港にベトナムからの旅行客が到着 コロナ禍以降初の国際線チャーター便(動画あり)
新潟県は5月3日、新潟空港において、国際線の格安航空会社の「ベトジェットエア」が運行する「新潟-ベトナム線」のチャーター便が到着することに合わせて、出迎えを行った。国際線到着ロビーでは、ベトナムのホーチミンから訪れた約70人の旅行客に対し、横断幕を掲げるなどして歓迎した。
新潟空港では、2020年3月に新型コロナウイルスの影響により国際線がストップして以来、国際線チャーター便の運航は今回が初となる。ベトナムから訪れた人たちは観光ツアーに参加。5月7日まで4泊の行程で2コースに分かれて、新潟県内のほか、福島県や長野県、東京都や富士山周辺などを観光する。新潟県内では、南魚沼市の牧師通り、上越市の高田城址公園、新潟市のふるさと村などを巡る予定という。
ベトナムからの旅行客を出迎えたのは、新潟県職員のほか、にいがた観光親善大使や新潟の人気ゆるキャラ「レルヒさん」など。国際線到着出口を出てきた旅行客たちに対し、拍手で歓迎するとともに、新潟市オリジナルのお猪口や、亀田製菓のお菓子「ハッピーターン」などのノベルティを配布した。歓迎を受けた旅行者たちは笑顔を見せ、記念撮影をする様子などが見られた。
この日到着したベトジェットエアの機体では、同日、新潟空港からベトナムのダナンへ向かうチャーター機として飛び立った。搭乗したのは旅行会社の株式会社エイチ・アイ・エス(HIS 東京都)が企画したツアーへの参加者で、5月7日にチャーター便で新潟空港に帰って来る工程となっている。約200人が搭乗し、90%を超える搭乗率となった。
ベトナムからのチャーター便が就航したことについて、新潟県の観光文化スポーツ部国際観光推進課の石井克幸課長は、「コロナ以降、初のチャーター便ということで、歓迎の意を伝える目的で行った。新潟を選んでもらいありがたく思っており、新潟の良さを知っていただいて、リピートに繋げていただければと思っている」と話し、観光需要の向上に期待した。